内田雄馬＆和泉風花の出演決定！『数分間のエールを』フレデリックの主題歌が流れる本予告が公開

ヨルシカのMVやテレビアニメ「可愛いだけじゃない式守さん」のED映像を手がけるなど、注目を集めている映像クリエイターチーム、Hurray!が映像統括を担当する新作劇場アニメーション『数分間のエールを』の公開が6月14日(金)に決定。あわせて、追加キャスト、主題歌アーティストが発表され、メインビジュアルと本予告映像が解禁された。

監督、演出からキャラクターデザインなど映像のほぼすべてをHurray!が担当し、「ラブライブ！」、「宇宙よりも遠い場所」の花田十輝が脚本を担当する本作。MVの制作に没頭する男子高校生、朝屋彼方(声：花江夏樹)は、ある日目にしたストリートライブに感動し、その曲のMVを作りたいと強く思う。しかし、歌っていたのは音楽の道を諦めた女性教師、織重織重(声：伊瀬茉莉也)だった。本作では、2人の出会いを軸にモノづくりの楽しさや苦しみが瑞々しく描かれていく。劇中で織重が歌う楽曲の制作を担当しているのはボカロPとしても活躍するVIVI。歌唱はSpotifyが活躍を期待する次世代アーティスト「RADAR:Early Noise 2022」にも選ばれたシンガーソングライターの菅原圭が担当している。

今回、本作の追加キャストとして、外崎大輔役の内田雄馬、中川萠美役の和泉風花の出演が決定。内田は「台本を拝読して、自分自身もとても刺激を受けました。なにかを表現しようと思った時に感じる想いをこの作品では丁寧に描いています。表現とは無限の可能性。登場人物たちが一喜一憂しながら自分の選択をする姿に、気づきをもらえるのではないでしょうか」と本作について語っている。また、和泉は「オーディションのお話をいただいた時からどんな作品になるのかとても楽しみにしていました！いまなにかに悩んでいて背中を押して欲しい人の第一歩につながる作品、そして『やらなきゃいけないこと』を頑張る日々の皆さんにも、なにか新しいことを始めたり目指してみたくなるような作品になっていると思います」とコメント。追加スタッフとして音響監督を小沼則義、音楽を狐野智之が担当することが発表されている。

また、本作の主題歌をフレデリックが担当することも発表。主題歌は、本作のために書き下ろされた新曲「CYAN」。フレデリックの三原は「『CYAN』映画の主題歌が入る青空のシーンに合うよう音をイメージし、物語に描かれた葛藤やその過程の美しさを自身の経験と重ね合わせ制作していきました」と楽曲に関してコメント。また、「モノづくりに対し持ち続ける信念の形は、青空のように常にそこに存在するものに近いのかなと思います。作品の熱意に引けを取らないよう少しでも力添えできたらと、そして映画と共に自分たちの音楽にエールを感じていただければこのうえなく幸せです」と意気込みを語った。

今回発表された本予告映像では早くも楽曲の一部が公開されているほか、織重、外崎、中川のキャラクターボイスも初公開。前半は、織重(歌唱：菅原)が歌う、本作の重要な鍵を握る「未明」という楽曲とともに、「自分の作ったもので誰かの心を動かしたい」と、映像制作へ情熱を注ぐ朝屋と、社会人になり音楽の道を諦めてしまった織重の苦悩と葛藤が描かれていく。また、後半では、初解禁となる主題歌「CYAN」が鳴り響き、作る喜びと痛みを知るすべての人へ刺さる映像が展開している。

あわせて解禁されたメインビジュアルには、宙を舞うメモ用紙や音楽機材とともにMV制作に打ち込む朝屋と、憂い気にギターを持つ織重がそれぞれ創作に対する姿が描かれている。背景には主題歌楽曲名にもなっている「シアン」カラーが使用され、どのような作品世界になるのか期待が膨らむビジュアルとなった。

本作のムビチケ前売券(カード、オンライン)は、4月5日(金)より発売。さらに、6月14日(金)にはサウンドトラック、ボーカル集も発売されるとのこと。サウンドトラック、ボーカル集では、作曲家、狐野智之が手がける劇伴と、柿チョコをボーカルに招いて作った劇中歌、菅原が歌唱を担当する織重のボーカル楽曲を2枚組CDに収録している。

気鋭のクリエイター陣と、豪華声優陣、アーティスト陣は、モノづくりの喜びや苦難をどのような物語に仕上げているのだろうか？本作の公開に期待が高まる。