ワーホリが悪夢に…新感覚スリラー『ロイヤルホテル』不穏な空気漂う日本版ティザーポスター

映画ニュース

ワーホリが悪夢に…新感覚スリラー『ロイヤルホテル』不穏な空気漂う日本版ティザーポスター

オーストラリアのさびれたパブを舞台に、ワーキング・ホリデーとして訪れた親友2人に襲いかかる悪夢を描いた新感覚フェミニスト・スリラー『ロイヤルホテル』が7月26(金)に日本公開決定。映画公開に先駆け、日本版ティザーポスターと場面写真が解禁された。

【写真を見る】パブを前に、訝しげな顔をたたえるハンナとリブ
【写真を見る】パブを前に、訝しげな顔をたたえるハンナとリブ[c] 2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW

本作を手がけたのはオーストラリア出身の映画監督、キティ・グリーン。映画業界の闇を描いた『アシスタント』(20)でメガホンをとり話題となった。主演を務めたジュリア・ガーナーとは『アシスタント』以来の再タッグを果たしている。

主人公は親友同士のハンナ(ガーナー)とリブ(ジェシカ・ヘンウィック)。2人はオーストラリア旅行中にお金が底をつき、荒野にたたずむパブ「ロイヤルホテル」でワーキング・ホリデーとして働き始める。接客のアルバイトを想像していたハンナとリブだったが、実際は客によるパワハラやセクハラ、女性差別が横行する最悪な職場だった。明るい性格のリブは店主や客と打ち解けていく一方、真面目な性格のハンナは孤立。精神的に追い詰められていき、親友だった2人の関係は少しずつ崩壊していくのだった。

今回解禁された日本版ティザーポスターには、ハンナとリブがパブに到着する場面が表現されている。バックパックを背負い、楽しい旅行を想起させる2人の姿。そんなハンナとリブとは裏腹に、ロイヤルホテルのさびれた店構えや陰鬱な雰囲気から、これから2人に待ち受ける恐怖を予見させる。

あわせて公開された場面写真では、ロイヤルホテルを背景にうつろな表情を浮かべる2人のシーンが。日本版ティザーポスターの笑顔と打って変わって、険しい表情のリブと額から血を流すハンナの姿が切り取られている。


親友同士、楽しいはずのワーキング・ホリデーが恐怖に変わる『ロイヤルホテル』。本作のキャッチコピー「この仕事、最悪。」が意味するパブでの“出来事”とは一体なんなのか。荒廃したパブでのアルバイトから2人の関係性はどのように崩壊していくのか──。新感覚フェミニスト・スリラーの劇場公開を心待ちにしたい!

文/壁谷雪乃

作品情報へ