宮野真守「めっちゃダッシュする!」『ゴジラ x コング 新たなる帝国』一夜限りのスペシャルイベントでゴジラ&コングの動きを再現!
「モンスター・ヴァース」シリーズ最新作『ゴジラ x コング 新たなる帝国』(4月26日公開)のスペシャルイベントが4月18日、TOKYO DOME CITY HALLにて開催され、日本語吹替を務める宮野真守、鈴木もぐら(空気階段)、真矢ミキ、大塚明夫、立木文彦、田中美央、福山潤、内田真礼ら超豪華キャスト陣と、日本版主題歌アーティストのYaffle、AI、OZworldらが集結。一夜限りのスペシャルイベントを約1300人のファンと共に盛り上げた。
『GODZILLA ゴジラ』(14)より展開してきたハリウッド版「ゴジラ」シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(17)の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。2019年に全世界同時公開された『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では怪獣バトルロイヤルに世界中が熱狂。2021年には、映画史上最も有名な2大モンスターの夢の対決を描く『ゴジラ vs コング』が公開され、全世界での累計興行収入500億円を突破する大ヒットとなった。そしてゴジラ70周年、「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年のアニバーサリーイヤーの今年、2024年に待望のシリーズ最新作が公開。日本公開に先立ち、3月29日からの北米上映を皮切りに“怪獣級”の世界的大ヒットを記録している。
山崎貴が監督、脚本、VFXを担当した映画『ゴジラ-1.0』(公開中)は、日本映画で初めてアカデミー賞視覚効果賞を受賞するなど、世界でゴジラ旋風が巻き起こるなか、いよいよ「ゴジラ本家」日本での公開が控える本作。イベントはYaffle、AI、OZworldらが「ゴジラ」映画のオリジナル音源を史上初めて公式サンプリングしたことでも話題の日本版主題歌「RISE TOGETHER feat. OZworld」のパフォーマンスで幕を開けた。主題歌について宮野は「あの有名なフレーズがヒップホップになるなんて。最高にかっこいいし、ヒップホップとの融合も映画にとても合っています!」と大絶賛。空気階段のもぐらも「(舞台裏で)パフォーマンスを観ていたのですが、みんなノリノリでした」とキャスト陣の様子を笑顔で明かした。また本作への参加は「本当に光栄」と興奮気味のもぐらは「『ゴジラ』シリーズはパチンコで、30シリーズくらい出ている。パチンコ界でもゴジラってすごくスタンダードというかレジェンド!そこに出させてもらえるのは本当に光栄です」とパチンコ好きならではの視点でゴジラのすごさに言及し笑いを誘った。
この日のドレスはゴジラを意識したという真矢が「強い役が多いので、最初ゴジラの声かなと思ったんですけどさすがに違いました(笑)」と笑い飛ばし、「ゴジラは生まれた時から日本にいてくれた、故郷のような存在。今回は、闘うシーンもすごいし、(ゴジラが)いろいろな国に行くのが観られてとても楽しかったです」と本作の見どころに触れると、宮野は予告映像でも話題のダッシュするゴジラとコングの動きを再現。すると大塚も「ゴジラってあんなに肩関節いくんだってなるよね(笑)」と「モンスター・ヴァース」ならではの注目ポイントを挙げ、大笑いしていた。
アニメ『ちびゴジラの逆襲』でちびゴジラ役を演じている福山とちびミニラ役を務める内田。福山は本作への参加は「ネタバレを喰らう!と思っちゃいました(笑)」と、うれしいとショックが同時に襲ってきたと振り返りながらも「やってよかったです!」と満足の様子。内田は「本作でのゴジラとコングは私が知っていた二人(ゴジラとコング)とは違う。とても表情が豊かで、人が映っていないシーンでも感情が伝わってくる。すごいと思いました」とゴジラとコングの芝居を称賛していた。
数々の作品に参加している大塚だが「ゴジラ作品に参加するのは初めて。西武園ゆうえんちのアトラクション“ゴジラ・ザ・ライド”では声をやっていますが、作品としては初めてなのでとてもうれしいです」と充実感を滲ませる。続けて「ゴジラは世界へだんだんと進出していって。一番出世した日本の俳優!」と役者としてのゴジラの歴史にも触れ、その功績を讃えた。「ゴジラは神レベル!」と話した立木は「少年時代に興奮した映画。コングも好きだし、髑髏島も好き。そんな作品に出られたのはとてもうれしいです」と話し、本イベントへの参加についても「朝から興奮していました」とうれしそうに語り、大きな拍手を浴びていた。
映画『ゴジラ-1.0』では駆逐艦雪風の元艦長、堀田役を演じた田中は「日本のゴジラのほうでは大変お世話になりました。アメリカのゴジラも皆様、どうぞよろしくお願いいたします」と新作をアピール。さらに堀田のセリフ「衝撃に備えよ!」を生披露する大サービスで会場に集まったゴジラファンを大いに沸かせていた。
取材・文/タナカシノブ