「グラディエーター」続編やデイミアン・チャゼル監督最新作も!パラマウント・ピクチャーズ今後の注目作は?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「グラディエーター」続編やデイミアン・チャゼル監督最新作も!パラマウント・ピクチャーズ今後の注目作は?

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「グラディエーター」続編やデイミアン・チャゼル監督最新作も!パラマウント・ピクチャーズ今後の注目作は?

現地時間4月8日から11日にかけてラスベガスで行われた、劇場経営者やメディア向けのコンベンションの「CinemaCon 2024」を現地レポート。パラマウント・ピクチャーズのスタジオプレゼンテーションでは、今秋公開予定の大作『GLADIATORⅡ』(北米11月22日公開)や、先日全世界で特報映像が解禁になった『トランスフォーマー/ONE』(2024年公開)などの期待作の最新情報やフッテージが公開された。

屈強な兵士たちの入場で始まったプレゼンテーション
屈強な兵士たちの入場で始まったプレゼンテーションGetty Images for CinemaCon

パラマウント・ピクチャーズのプレゼンテーションは、『グラディエーター』(00)の24年ぶりの続編となる『グラディエーター2』の登場人物に扮したスタジオエグゼクティブが、CinemaConの会場であるシーザース・パレスホテルのコロッセウム会場に、ローマ軍の大軍に先導されながら登場するという仕掛けでスタート。

矢継ぎ早に公開される最新情報の中でも会場を埋めた映画関係者が大盛り上がりだったのが、実写版が大ヒットを連発した『トランスフォーマー』の起源を3DCGアニメーションで描く『トランスフォーマー/ONE』。若かりしオプティマスプライムの声を担当するのは、「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズや最新作『マッドマックス:フュリオサ』(5月31日公開)が控えるクリス・ヘムズワース。メガトロンの声は、『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日公開)に出演、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(23)でマイルズの父の声を担当していたブライアン・タイリー・ヘンリー、エリータ-1役は、「アベンジャーズ」シリーズでヘムズワースとも旧知の仲であるスカーレット・ヨハンソンが務める。

【写真を見る】クリス・ヘムズワース、ブライアン・タイリー・ヘンリーがパラマウント・ピクチャーズのステージに登壇!
【写真を見る】クリス・ヘムズワース、ブライアン・タイリー・ヘンリーがパラマウント・ピクチャーズのステージに登壇!Getty Images for CinemaCon

ビデオメッセージに登場したヨハンソンが「私たちみんな、『トランスフォーマー/ONE』で成し遂げた仕事をとても誇りに思っているんです」と言うと、ヘムズワースは「トランスフォーマー」シリーズを通じてオプティマスプライムの声を担当してきたピーター・カレンに最大の謝辞を贈った。「ピーターが体現してきたオプティマスは、ヒロイズムや強さと優しさや思いやりは切り離すことができないと教えてくれました。ピーターとこのキャラクターの歴史の一部を共有できることを光栄に思います。観客のみなさんに、これまで見たことのないオプティマスの一面を明らかにすることができるでしょう」と自信のほどを窺わせる。ブライアン・タイリー・ヘンリーが声を担当するメガトロンとオプティマスの関係が、兄弟のような仲間から宿敵へと変わっていく劇的な展開が描かれるという。

なお、このプレゼンの前にパラマウント・ピクチャーズの重鎮の口から、「トランスフォーマー」と「G.I.ジョー」のクロスオーバー映画について公式なアナウンスが行われた。『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(23)のエンディングで描かれたことが呼水となり、2作品のコラボレーションが噂となっていた。人気両シリーズのクロスオーバーは実写でもアニメでも初となることから、今後の追加情報に期待したい。

24年ぶりの続編となる『GLADIATORⅡ』からは、リドリー・スコット監督、主演のポール・メスカルデンゼル・ワシントンペドロ・パスカルらメインキャストのフッテージとコメントが初公開された。メスカルが演じるのは、前作で命を賭した戦士、マキシマス(ラッセル・クロウ)の恋人ルシラの息子ルシウス。フッテージでは、闘技場で巨大な動物と死闘を繰り広げるルシウスの様子が映され、ワシントンはルシウスのメンターを務めているようだ。メスカルはビデオメッセージで「アカデミー賞で作品賞を受賞した『グラディエーター』から24年、再び闘技場に戻ってきた壮大な作品に参加できることを光栄に思います」と述べ、共演のパスカルは「リドリー・スコット監督にカメラを向けられる日々は、私の人生にとって忘れられない瞬間となりました」と感慨深げに撮影の様子を語る。ワシントンは、「今日お見せする映像は、今年公開される映画の中でも類を見ないスケールのアクションとスペクタクルに満ちています。これこそが、人々が映画館へ映画を観に行く理由であると言えるでしょう」と期待を煽った。北米では11月22日に公開されることが発表になっており、今年の賞レースにおいても最重要作品となることは間違いない。


ホリデーシーズンに公開となる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』情報発表の際には、青いサンタ帽をかぶっていた北米国内配給トップを務めるクリス・アロンソン
ホリデーシーズンに公開となる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』情報発表の際には、青いサンタ帽をかぶっていた北米国内配給トップを務めるクリス・アロンソンGetty Images for CinemaCon

そのほかのパラマウント・ピクチャーズ作品からは、ジョン・クラシンスキー監督のヒットシリーズ『クワイエット・プレイス:DAY 1』(6月28日公開)や、キアヌ・リーヴスの参加が発表されたばかりの『Sonic the Hedgehog 3』(北米12月20日公開)、「ミュータント・タートルズ」の実写版『Teenage Mutant Ninja Turtles: The Last Ronin』、パラマウントとファーストルック契約を結ぶデイミアン・チャゼル監督のタイトル未定最新作は2025年公開を目指し製作中といった最新情報が伝えられた。これからもパラマウント作品から目が離せない!

取材・文/平井伊都子

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