アダム・ドライバーが謎に包まれた“帝王”を完全再現!『フェラーリ』場面写真&キャラクタービジュアルが公開
巨匠マイケル・マン監督が8年ぶりに長編映画のメガホンをとり、F1の“帝王”と呼ばれたエンツォ・フェラーリの情熱と狂気に満ちた生き様を描く『フェラーリ』が7月5日(金)より公開。このたび本作から、アダム・ドライバー演じるフェラーリの姿をとらえた場面写真と、豪華俳優陣が演じる主要キャストのキャラクタービジュアルが一斉に解禁された。
物語の舞台は1957年。イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」の創始者フェラーリは激動の渦中にいた。妻のラウラ(ペネロペ・クルス)とともに設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前の息子ディーノの死によって家庭は破綻。その一方、愛するパートナーのリナ・ラルディ(シャイリーン・ウッドリー)との間に生まれた息子ピエロを認知することは叶わない。再起を誓ったフェラーリは、イタリア全土1000マイルを走る過酷なロードレース“ミッレミリア”にすべてを賭けて挑むことに。
このたび解禁された場面写真は全部で5枚。フェラーリがレース場に佇む姿や、共同経営者である妻ラウラの鬼気迫る表情、リナとの幸せな様子やマシーンが公道を疾走するシーンなど、激しいレースシーンと複雑で重厚なドラマが融合した本作の硬派な雰囲気が漂っている。また、あわせて解禁されたキャラクタービジュアルには、フェラーリとラウラ、リナに加え、ガブリアル・レオーネ演じる新進気鋭レーサーのアルフォンソ・デ・ポルターゴ、パトリック・デンプシー演じるベテランレーサーのピエロ・タルッフィの姿が。
私生活が謎に包まれていたことで知られるフェラーリについてドライバーは「悪者や魅惑的な男、カリスマ的存在、意地悪な人、堂々として人を巧みに操る人など、様々な見方がある。同時に彼はしきたりにこだわる人で、たいへんな頑固者。情に流されやすく、常に心のエンジンが動いている人物。でも感情面で人とつながることが苦手な人物でもあったんです」とコメント。
さらに彼を演じるために毎日2時間以上のヘアメイクの他、振る舞いや呼吸の仕方など徹底的に研究したのだとか。ドライバーが渾身の演技で体現するエンツォ・フェラーリの情熱と狂気を、是非ともスクリーンで受け止めてほしい。
文/久保田 和馬