『青春18×2 君へと続く道』シュー・グァンハン&清原果耶、道枝駿佑らのインタビューを収めたメイキング映像

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『青春18×2 君へと続く道』シュー・グァンハン&清原果耶、道枝駿佑らのインタビューを収めたメイキング映像

公開中の日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』からW主演のシュー・グァンハンと清原果耶、さらに出演者のなにわ男子の道枝駿佑、黒木華、松重豊、黒木瞳のインタビューを交えたスペシャルメイキング映像が解禁された。

【写真を見る】監督の藤井道人にカメラを向けるシュー・グァンハン
【写真を見る】監督の藤井道人にカメラを向けるシュー・グァンハン[c]2024「青春 18×2」Film Partners

本作興行収入30億円超のヒットを記録した『余命10年』(22)で監督を務めた藤井道人にとって初の国際プロジェクトとなるラブストーリー。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作に、日本人のアミ(清原)と台湾人のジミー(グァンハン)が“日本×台湾”、“18年前×現在”を舞台に紡ぐせつなくも美しい恋を、藤井による脚本、監督で活写する。

始まりは18年前の台湾。高校生のジミーは、日本から来たバックパッカー、アミと出会う。天真爛漫でどこかミステリアスな彼女と過ごすうち、いつしか恋心を抱いていくジミー。アミもまた、ある秘密を抱えながらもジミーに想いを寄せていく。しかし、ある日突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある“約束”を提案する。時が経ち、現在。人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いたハガキを手に取る。初恋の記憶が蘇り、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意。東京から鎌倉、長野、新潟、そしてアミの故郷である福島へと向かう道中で、彼女と過ごした日々の記憶が心にあふれだす。

このたび解禁された映像では、18歳のジミーが夢中になっていた「SLUM DUNK」の聖地である湘南や、18年前の台湾でアミとの最後のデートで訪れたランタン祭を思い起こさせる「にいがたランタン祭」、雪景色が一面に広がる長野県、そしてアミの生まれ故郷である福島県を訪れるジミーの旅路と同じように、日本の各所を巡りながら撮影が進められていく様子がキャストインタビューとともに映しだされる。監督を務めた藤井の「コロナ禍で行きたいところに行けなかった人たちが“旅”というものを考え直す作品にしたい」という想いも込められ、全編オールロケで撮影が敢行された本作では、ジミーの旅が日本の美しい景色と、個性豊かな人物との一期一会とともに進んでいく。

主人公のジミーを演じたグァンハンは「この撮影をして、さらに一人旅をしたいと思いました。自分と対話することの大切さを学びました」と語る。藤井とは3度目のタッグとなる清原は「考え方や向いている方向が同じだなと思える部分があったので嬉しかった」と監督との信頼関係を伺えるコメントを寄せている。

ジミーの旅にとってキーポイントとなる長野と新潟を繋ぐJR飯山線での幸次(道枝)との出会いを映しだすワンシーンは、監督やキャストにとっても特別印象に残っているシーンとのこと。道枝は「電車に乗っている間に、駅間で撮れるシーンは撮っていく、ホームに停まっている間に撮れるカットは撮っていくという撮影で初めて挑戦する撮り方でした」と実際に走っている電車に乗って行われた撮影秘話を語る。そんなジミーの旅路をなるべくリアルに映しとりたいという藤井のこだわりにより、ジミーと幸次が名残惜しそうに手を振り合い別れを告げるシーンがグァンハンと道枝にとっても実際の別れになった。

また松重演じる中里と黒木瞳演じる裕子の登場シーンは美しい銀世界に包まれた福島県で撮影を敢行し、あえて雪のカットを多めに入れることで雪の降らない台湾の人にとって印象に残る画にしたいという藤井監督の想いが込められている。そんな藤井監督が本番前にキャストと念入りに打ち合わせする様子も映しだされている。


キャストによる貴重な証言や撮影の裏話が収められている今回のメイキング映像。本編への予習としてぜひチェックしてほしい。

文/スズキヒロシ

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