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独占入手!名優・西田敏行が明かす“目指す役者像”

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独占入手!名優・西田敏行が明かす“目指す役者像”

西田敏行が目指す役者とは?
西田敏行が目指す役者とは?[c]2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会

東野圭吾史上最も泣けると話題の感動作を、Hey!Say!JUMPの山田涼介主演で映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)。本作は、かつて人々から悩み相談を受ける事で知られた、ナミヤ雑貨店に忍び込んだ主人公たちが、廃業したはずの店内舞い込んできた32年前からの悩み相談の手紙に返事を書く事で、雑貨店の秘密、相談者と自分たちの共通点に気付いていく姿を描く。

本作でナミヤ雑貨店の元店主、浪矢雄治を演じるのは、主演の山田とは初共演となる、名優、西田敏行だ。今回、西田にとって“目指す役者像”とはどのようなものなのか聞いてみた。

【写真を見る】店先に座り子どもたちを笑顔で見守る浪矢雄治
【写真を見る】店先に座り子どもたちを笑顔で見守る浪矢雄治写真:SPLASH/アフロ

「役者人生において、大事な言葉を頂いたことがあるんです。初舞台の時、僕はいわゆるチョイ役で少しくさってたんですね。そしたらその作品の劇評が出て“新人の西田敏行が面白い”と書いてあった。それを読んだ破天荒な先輩が、『お前、こんなほめ言葉は他にないぞ!芝居がうまいとかそんな言葉より、面白いっていう言葉の方が何倍も凄い。お前は“面白い”を命題に、今後の役者人生を生きていけ!』と言われたんです。」と、西田は若かりし頃からの大切な言葉を明かした。この“面白い”という言葉が、今も西田の心に深く刻まれており、未だに自分自身に課している課題だそうだ。

そんな西田には一つ悩みがあるという。「どうしても自分に無いものを持っている役者さんは羨ましくみえてしまうし、悔しいなと思ってしまうんです。この感情は役者を続けていく限り無くなることはないだろうなと思います。」と、名優と呼ばれるようになった今尚、周りの役者に対する“嫉妬心”があることを打ち明けた。

そして最後に「この悩みを亡くなられた三國連太郎さんに相談してみたいな。きっと『それはしょうがないよ~』って言われる気がしますけどね(笑)」と笑いながら語った。

西田ほどの国民的な名優が“目指す役者像”。それは、いい役者でも上手い役者でもなく“面白い”役者だった。そしてその“面白さ”に近づく為に、駆け出しのころと変わらず、貪欲に演技の道を究めようとしている。

本作で雄治の息子、浪矢貴之役を演じた萩原聖人は、西田との共演シーンではずっと緊張しっぱなしだったそうだ。やはり、西田の芝居に対する姿勢が、その気迫を生んでいたのだろう。そんな西田が重要な役目を担う本作、彼がどのような“面白い”姿を我々に見せてくれるのか、今から楽しみだ。【MovieWalker】

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