“覗き見”リアリティーホラー『ザ・ウォッチャーズ』5つの“最恐”ポイントとは?
スリラー映画の名手M・ナイト・シャマランがプロデューサーを務め、実の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督に挑んだホラー映画『ザ・ウォッチャーズ』(6月21日公開)。本作より、新規場面写真2点とメイキングカット1点が解禁。また、本作の5つの最恐ポイントや作品の観どころをダイジェストでお届けする。
天才のDNAを受け継ぐイシャナ・ナイト・シャマランは弱冠24歳。これまで父の監督作『オールド』(21)、『ノック 終末の訪問者』(23)などの製作にも参加してきたイシャナが、本作で衝撃の監督デビューを飾る。「IT/イット」、「アナベル」、「死霊館」シリーズなど多くの大ヒットホラー作品を生み出しているワーナーホラーとの最恐コラボにより、果たして彼女はどのような世界を見せてくれるのか?初公開されたメイキングカットには、森の中で演出するイシャナと彼女の指示に注意深く耳を傾けるキャストたちの姿が収められている。
1つ目の最恐ポイントは、“地図にない森”。ダコタ・ファニング演じる28歳の孤独なアーティストのミナは、鳥籠に入った黄金色の鳥を届けるために指定の場所に向かうが、道中で不気味な森に迷い込んでしまう。そこには行方不明者捜索の貼り紙が…。その森では、スマホやラジオが突然壊れ、車も急停車してしまう。車外に出て助けを求めると、乗ってきた車が忽然と消える。地面からは不気味な音がし、木々の間を黒い鳥の群れが飛び交うなか、不安にかられているミナに「ドアが閉まるまであと5秒」という女性の声が届く…。
そして2つ目は、ガラス張りの部屋にいる見知らぬ3人と、彼らを“覗き見る”何者か、そして3つ目はその部屋での“禁断のルール”。ミナたちが閉じ込められた部屋には、3つのルールが定められていることが発覚。それは、「“監視者”に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」「常に光の中にいろ」というもので、その1つでも破ったら殺されるのだという。
4つ目は、これらの謎が謎を呼ぶ展開。「ここにはどのぐらい?」と部屋の秘密を尋ねるミナに「わからない」と素っ気ない返事をするシアラ。暗闇から迫る手、木に貼り付けられた人骨のオブジェ、地面に空いた大きな穴、そして森の中でミナは恨むような表情の自分自身の姿を目撃する。
5つ目は、なんといってもイシャナによる予測不能の恐怖。地図にない森で、誰が、なんの目的でこのようなことをするのか?そして“監視者(ウォッチャーズ)”とは一体何者なのか?ガラス張りの部屋に閉じ込められた彼らの行方を、ぜひ劇場で見届けてほしい。
文/山崎伸子