永野芽郁、主演映画『からかい上手の高木さん』ロケ地の思い出は「小豆島のおいしいごはん!」と笑顔
映画『からかい上手の高木さん』(5月31日公開)の完成披露舞台挨拶が5月16日、イイノホールにて開催され、永野芽郁、高橋文哉、江口洋介、鈴木仁、平祐奈、前田旺志郎、志田彩良、今泉力哉監督が登壇。撮影が行われた香川県の小豆島での思い出を振り返り、映画の完成をお祝いした。
山本崇一朗の人気コミック「からかい上手の高木さん」を実写化。映画では「からかい」「からかわれる」そんな二人の関係がずっと続くと思っていた中学生時代から10年が経ち、永野演じる高木さんと高橋演じる西片が島で再会するところから始まる物語が描かれる。
完成した映画を観て「キュンキュンした」と語った出演者たち。その言葉を聞き、今泉監督は「出演している人たちがキュンキュンする作品が作れてうれしいです」とニッコリ。人気原作の実写化では原作にあるピュアな時間を閉じ込めることを意識したとし、「原作の先生、原作ファンが楽しめるもの。そして、映画から観ても楽しめるものになればという思いでした」と作品に込めた思いを明かした。
オール小豆島でロケを行った本作。美しい島の風景も見どころとなっている。1か月半ほどの滞在を振り返り「食事も島ですることが多くて。居酒屋さんを経営している方や、スナックのママなど、島の方とお話しする機会もたくさんありました」と懐かしそうに語った永野は、最近仕事で再び島を訪れたという。「お世話になったお店に、お土産を持って行きました。映画のチラシを飾ってくれていたりして、作品を楽しみにしてくださっているのが(わかって)うれしかったです」と笑みを浮かべる。予告をせずにお店を訪れたため、「本物?」と突然の訪問に驚く島の方々も多かったそう。島の方々にメッセージをというMCからのリクエストに、カメラ目線で「また遊びに行くからね〜!」と弾ける笑顔で呼びかける永野のキュートな姿に、会場からは「かわいい!」の声と共に大きな拍手が湧き起こっていた。
すてきな出会いがあったと話した高橋は、「好きなごはん屋さんができて、週に2回くらい行ってました」と報告。撮影が終わり東京に戻る時には「いつでも来てねー」と送りだしてもらったそう。自身は連絡先の交換をしそびれたが、一緒に食事に行っていたマネージャーさんはお店の方と連絡先を交換していたそうで「みかんがダンボール2つと米が10キロ送られてきました。人情深さを感じました。しかもおいしくて」とウキウキの高橋は「自分がカレンダーを出すタイミングや表紙になっている雑誌にサインを書いて送ったりしています」とその後も交流が続いているとし、お店の方へのメッセージを求められると「オリーブオイル待ってます!」とちゃっかりリクエストし、笑いを誘っていた。
鈴木と前田の思い出は二人でエンジェルロードを歩いたこと。エンジェルロードは1日に2回干潮のタイミングで現れる砂の道。カップルで訪れ、手をつないでエンジェルロードを歩くと、砂洲の真ん中に天使が舞い降り、2人の願いを叶えてくれるというジンクスがある、恋愛成就として知られる名所の一つだ。約束の丘展望台に幸せの鐘があり、エンジェルロードを見下ろしながら鐘を鳴らすと恋愛成就のお願いができる恋人たちの聖地で、「二人で鐘を鳴らしました!」とキュンキュンする映画にふさわしい仲良しエピソードを語っていた。オリーブ園に行ったという江口は「オリーブそうめんを食べたり、最初に島にやってきたオリーブの木を見たり。猿山にも行きました」と島の名所を満喫した様子。時間がゆっくりと流れている場所で、自然にいっぱい触れ合えてよかったと笑顔で語った。
高木さんと西片の10年ぶりの再会から始まる物語にちなみ、10年続いているものを発表する場面も。ラーメンが大好きな永野は「毎日食べています。撮影の時はごはんを食べる時間も少なかたりするので、早く食べられて温かいラーメンがちょうどいい」と撮影時のエネルギー源になっていると説明。「家で食べる即席麺も好き!」と溢れるラーメン愛を告白していた。
取材・文/タナカシノブ