柳沢慎吾、記者にも愛される全力投球。「あばよ!」裏話に会場も大盛り上がり
「猿の惑星」シリーズの最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(10月13日公開)のアフレコイベントが8月30日に都内で行われ、日本語吹替え版声優を務める柳沢慎吾が出席。前説からノリノリで担当し、記者を巻き込んで“警視庁24時ネタ”や“甲子園ネタ”までたっぷりと披露。汗をかきながら全力投球で会場を盛り上げた。
高度な知能を得て反乱を起こした猿たちと人類の戦いを描く本作。猿のリーダーである主人公・シーザーがその使命感と家族を奪われた復讐心の狭間で葛藤する姿を描く。柳沢はシリーズに新しく登場する、ユーモアと知性を秘めた猿、バッド・エイプの声を担当する。
イベント開始前に「みなさん、今日はありがとうございます!」と颯爽と会場に現れた柳沢。膝に顔がつくくらいの勢いでお辞儀をし「一所懸命、宣伝しますから!」とニッコリ。記者にも熱心に声をかけ「行こう、本番!」と自ら会場を温めて本番をスタートさせた。
映画のシリーズになぞらえて、これまでの柳沢の進化の様子を確認したこの日。芸能活動を振り返るなか「あの言葉が生まれて30周年」と決めゼリフの「あばよ!」や「いい夢見ろよ!」の誕生秘話を語る一幕も。
バラエティ番組「ねるとん紅鯨団」にて、告白した女性から「ごめんなさい」と断られた瞬間、石橋貴明から「なんか一言、言った方がいいよ。おさまりつかないよ」と言われたことで、咄嗟に「あばよ!」「いい夢見ろよ!」を放ったそう。「タカちゃんがいなかったら、あの言葉は出ていなかった」としみじみ語っていた。
また今後の夢を聞かれると「ロサンゼルスに行って『あばよ!』とスクリーンで言いたい」と吐露。「実は、ロスに住んでいるみなさんが『アバヨ!』『アバヨ!』って言っている夢を見たことがある。関係者の人いるよね。ぜひ!」とハリウッド進出を夢見つつ、猛アピールしていた。
アフレコでは「監督に『あばよ!』を入れましょうか」と提案したとか。「いいです」とバッサリ断られたそうだが、常にサービス精神旺盛な柳沢。記者を相手に猿の演技指導をしたり、肩を組み、猿の高校野球チームとして、おなじみのネタを披露した。予定より約30分延長の“柳沢劇場”に記者たちも大爆笑。「人がすっごい好き」という柳沢の“愛され力”が炸裂したイベントとなった。【取材・文/成田おり枝】