カンヌも注目のリュ・スンワン監督作『密輸 1970』キャストメッセージ&キャラ紹介映像が到着!
現在開催中の第77回カンヌ国際映画祭に新作『ベテラン2(原題)』が正式招待された韓国のヒットメーカー、リュ・スンワン監督作『密輸 1970』が7月12日(金)より日本公開される。このたび本作の豪華キャストによるメッセージとユニークなキャラクター紹介映像が解禁された。
2023年の第44回青龍映画賞で最優秀作品賞を含む4冠に輝き、同年サマーシーズンの韓国で500万人以上を動員して、年間興収ランキング3位を記録した大ヒット作『密輸 1970』。キム・ヘス、ヨム・ジョンア、チョ・インソンら豪華俳優陣が集結し、稀代のヒットメーカー、スンワン監督が衝撃の実話から着想を得て作り上げた本作は、予測不能な海洋クライム・アクションとなっている。
解禁されたのは、スンワン監督が「主人公のチュンジャとジンスクを演じる女優をキャスティングする際、同時に思い浮かべた」というほど出演を熱望したヘス、ジョンア、そして密輸王クォン役のインソン、チンピラのドリ役パク・ジョンミン、税関のジャンチュン役のキム・ジョンス、オップン役のコ・ミンシより日本の観客にむけたメッセージと曲者揃いのキャラクター紹介映像だ。
まずジョンアが「みなさん、こんにちは」と日本語で挨拶したあと、ヘスが「『密輸 1970』まもなく公開です」と、インソンが「海女たちと密輸業者たちの騙し騙されの海洋クライム・アクション」とコメント。ジョンミンは「監督、スタッフ、出演者全員が全力で臨みました」と自信を見せる。さらにジョンスの「この夏スカッとする映画『密輸 1970』」、ミンシの「ぜひ楽しんでください」と続き、最後に全員で「映画館で会いましょう」と笑顔でメッセージを寄せている。
続くキャラクター紹介映像では、ヘス演じる元海女で頭の切れるチュンジャが、密輸王クォンに対し口八丁で取り入ろうとする様子や、ジョンア演じるジンスクが海女たちのリーダーとしての強さをみせる場面などを紹介。そしてスンワン監督が「(前作の)『モガディシュ脱出までの14日間』とは異なるインソンの魅力を引き出すために心血を注ぎました」と語るインソンが「俺を知ってるな?1対1で対面したらどうなるかも?」と裏社会を牛耳る密輸王のカリスマ感を醸しだす。
さらにジョンミン演じる「やってられねえよ」と不満を爆発させるチンピラのドリ、ジョンス演じる摘発率100%を目指し密輸現場に乗り込む税関のジャンチュン、ミンシ演じる「おこぼれをくれる?」と言う小悪魔的な喫茶店オーナーのオップンという曲者揃いのキャラクターが勢ぞろいし、それぞれの思惑が絡み合うストーリー展開に期待が高まる。
特に、第44回青龍映画賞に続き、先日発表された「第60回百想芸術大賞」の映画部門で本作により助演男優賞を受賞したベテラン俳優ジョンスは、その壇上で「私を本作のイ・ジャンチュン役にキャスティングして下さったリュ・スンワン監督。シナリオをいただいた時から有難く、本当に頑張らなければいけないという想いを強く感じました。良い作品にしていただいたことにも感謝しております」と感激の面持ちでスピーチ。
同じく会場にいたスンワン監督、ジョンア、ジョンミン、ミンシも大興奮で、本作へのキャストの強い想いとチームワークの良さも垣間見られた。巨額の金塊をめくる命懸けの大乱戦をサバイブし、最後に笑うのは誰なのか?世界が注目するスンワン監督が放つ、昨年の韓国サマーシーズンに大ヒットした爽快な騙し合いバトルが、今年の猛暑を吹き飛ばしてくれそうだ。
文/山崎伸子