平凡な海女が密輸!?韓国で大ヒットの海洋クライム・アクション『密輸 1970』7月12日日本公開|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
平凡な海女が密輸!?韓国で大ヒットの海洋クライム・アクション『密輸 1970』7月12日日本公開

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平凡な海女が密輸!?韓国で大ヒットの海洋クライム・アクション『密輸 1970』7月12日日本公開

2023年の「第44回青龍映画賞」で最優秀作品賞を含む4冠に輝き、同年サマーシーズンの韓国で500万人以上を動員した大ヒット作『密輸 1970』が7月12日(金)より全国公開されることが決定。日本版ポスタービジュアルも解禁された。

【写真を見る】日本版ポスタービジュアルには海中の金塊を手にした海女の姿が切り取られている
【写真を見る】日本版ポスタービジュアルには海中の金塊を手にした海女の姿が切り取られている[c]2023 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & FILMMAKERS R&K. All Rights Reserved.

本作は『国家が破産する日』(19)のキム・ヘス、「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のヨム・ジョンア、『モガディシュ 脱出までの14日間』(22)のチョ・インソンらが出演し、『モガディシュ 脱出までの14日間』や『ベテラン』(15)を手がけた監督のリュ・スンワンが実話から着想を得て作り上げた海洋クライム・アクション。

1970年代半ば、韓国の漁村クンチョン。海が化学工場の廃棄物で汚され、地元の海女たちが失職の危機に直面する。海女のリーダー、ジンスクは仲間の生活を守るため、海底から密輸品を引き上げる仕事を請け負うことに。ところが作業中に税関の摘発に遭い、ジンスクは刑務所送りとなり、彼女の親友チュンジャだけが現場から逃亡した。2年後、ソウルからクンチョンに舞い戻ってきたチュンジャは、出所したジンスクに新たな密輸のもうけ話を持ちかけるが、ジンスクはチュンジャへの不信感を拭えない。密輸王クォン、チンピラのドリ、税関のジャンチュンの思惑が絡むなか、苦境に陥った海女たちは人生の再起を懸けた大勝負に身を投じていく。

“海女”と“密輸”という組み合わせが観る者の興味をそそる本作でダブル主演を務めるのはヘスとジョンア。ヘス演じる奔放で頭が切れるチュンジャと、ジョンア演じる責任感の強いジンスクが、互いへの猜疑心に揺らぎながらも共闘し、海女としての意地とプライド、女性同士の連帯感を爆発させるクライマックスが熱い興奮を呼び起こす。さらに、密輸王クォン役インソン、チンピラのドリ役パク・ジョンミン、税関のジャンチュン役キム・ジョンス、注目の若手コ・ミンシまで、新旧の実力派俳優が勢揃いし、予測不能なストーリーが展開。

またアクション&サスペンス演出に定評のある監督のスンワンが、これまでの作品同様のケレン味あふれる映像はそのままに、自らが選んだ70年代の大衆歌謡曲とファンキーな音楽、カラフルなファッションを全編にフィーチャー。レトロポップな映像世界を創出している。

また今回あわせて解禁となったポスタービジュアルは、海女が海中の金塊を手にする瞬間を切り取り、「海は、欲望と駆引きに満ちている」というコピーが配されている。巨額の金塊をめぐり、クセモノ揃いのキャラクターが織りなす、騙し騙されの駆け引きに期待が高まる。


金塊をめぐって個性派キャラが入り乱れる本作。話題作続きの韓国から上陸し、日本の暑い夏をさらに“熱く”してくれそうだ。

文/スズキヒロシ

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