若き日の色気漂う姿がたまらない！マッツ・ミケルセンの出世作となったドラマが日本初上陸

5月に開催されたポップカルチャーの祭典「大阪コミコン2024」で来日を果たし、「大阪コミコン2023」「東京コミコン2023」に続く3回連続の参加が話題となったマッツ・ミケルセン。現在58歳のマッツは男前のルックスから放たれる色気と気さくな人柄で、日本でも沼落ちするファンを量産している“イケおじ”俳優の代表格だ。

そんなマッツがいまから20年以上前に出演したドラマ「UNIT ONE-特別機動捜査班-」をご存知だろうか？このキャリア初期の幻の出世作が、アクションチャンネルにて6月21(金)より日本初放送される(6月2日にシーズン1全9話 先行一挙放送あり)ので、若かりし貴重な姿とあわせて作品を紹介していきたい。

「UNIT ONE-特別機動捜査班-」は、まだ国際的な活躍をする前の34歳頃のマッツが出演した母国デンマークの犯罪ドラマ。難事件の捜査を行う警察のエリートチーム“特別機動捜査班＜Unit One＞”が、トレーラー型の移動オフィスを拠点にデンマーク各地を巡り、殺人や誘拐などの事件を捜査、解決に導く様を描いていく。

2000～04年に4シーズンにわたって放送されたこのドラマ。劇中に登場する特別機動捜査班＜Unit One＞は、デンマークで1927〜2002年まで実在した警察のあるチームがモデル。劇中で扱われる事件もまた、制作当時から過去10年以内に起こった事件をベースとしており、デンマーク国内では各エピソードの平均視聴者数が170万人を超えるヒット記録。また2002年の国際エミー賞ではデンマーク作品として初めてドラマ・シリーズ部門の作品賞を受賞するなど名実共に高い評価を受けた。

並み居る男性たちを抜いてスピード出世した腕利きの女性捜査官イングリッドをリーダーに、観察眼に優れた頭脳派ラクーア、人情派のベテラン捜査官IPなど、それぞれの得意分野を持つ個性豊かなメンバーで構成されるUnit One。そのなかでマッツが演じたのが、肉体派のフィッシャーだ。

髪の毛をオールバックに撫でつけたクールなルックスとは裏腹に、その中身は情熱的で正義漢というキャラクター。優秀だがつい衝動的になって暴力を振るってしまうような乱暴な一面もあり、声を荒げる姿など現在のマッツからは想像がつかないような一面が新鮮だ。

デンマークのテレビ賞コペンハーゲンTVフェスティバルでは2002年に最優秀俳優賞を受賞しており、俳優としてブレイクしたきっかけともいえる本作。またシーズン3では実の兄ラース・ミケルセンとの兄弟共演も実現しており、ファンなら見逃せない1作だ。

なおアクションチャンネルではマッツのもう一つの代表作といえるドラマ「ハンニバル」も6月23日(日)から放送されるので、こちらもあわせてチェックして、その魅力に酔いしれてみてはいがかろうか？

文/サンクレイオ翼