『デデデデ』初共演の幾田りらとあの、2人で焼肉を食べに行くも経験値が浅くて戸惑う「これ何の肉?」
漫画家・浅野いにおによる傑作漫画を初めてアニメーション化した映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』。その初日舞台挨拶が5月24日に都内劇場で実施され、幾田りら、あの、浅野いにお、島袋美由利、大木咲絵子、和氣あず未、白石涼子、入野自由、内山昂輝、坂泰斗が参加した。
劇中では親友同士を演じた幾田とあのだが共演は初。宣伝活動を通してあのとは「最初に比べたらちょっとずつ距離は縮まっている気がする」と幾田が答えると、あのは「最初は友達とは思えない距離だったけれど」とぶっちゃけながら「今は縮まっているし、2人でゴハンにもやっと行けました」と報告した。
2人で焼肉に行ったというが、あのが「でも2人とも焼肉経験がなくて、どっちが焼く?これ何の肉?となった」と笑うと、幾田も「お互いに焼きあってあげあって…みたいな感じでした」と思い出し笑いだった。
そんな幾田は原作者の浅野に、門出(幾田)と凰蘭(あの)のキスシーンについて「友情や恋愛という垣根を超えた信頼を表現するために作ったシーンですか?」質問。これに浅野が「愛情が高ぶるとおんたん(凰蘭)というキャラクターはキスをしちゃう…キステロです」と解説すると、凰蘭に共感して演じたというあのは「僕はおんたんに共感する部分が多いと思って演じていたけれど、キステロは…しないな」と苦笑い。浅野は「いやいやそんなことない!あのちゃんならわかってくれるはず!」と言い張るも、あのは「しないです!」ときっぱり否定していた。
あのは、浅野が原作連載時にでんぱ組.incに作詞提供した楽曲「あした地球がこなごなになっても」が大のお気に入り。同曲が使用されるシーンについて「歌詞の内容があまりにもリンクし過ぎて泣いた。観るたびに必ず泣いて涙がこらえ切れない。前章、後章ともに曲が流れるタイミングがベスト過ぎる」と感涙を報告していた。
あのにとってはアニメーション声優初挑戦となるが「声優初挑戦でしたが皆さんのお陰で楽しく、素敵な作品に関われて嬉しいです。早口も上手になりました!」と手応えを得ていた。
取材・文/石井隼人