劇場版『ウマ娘』出走!藤本侑里「冒頭10秒で泣いた」MX4D・4DXでの上映も決定し、“芝の匂い”に興味津々
『劇場版ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の初日舞台挨拶が5月24日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、ウマ娘キャストの藤本侑里、上坂すみれ、小倉唯、福嶋晴菜、徳井青空、応援隊長を務めるお笑いトリオのジャングルポケット(太田博久、おたけ、斉藤慎二)が登壇した。
実在する伝説の競走馬の名前と魂を受け継ぐ「ウマ娘」の物語を描く『ウマ娘 プリティーダービー』。ゲーム累計は2000万ダウンロードを突破し、仲間たちと切磋琢磨しながら、夢の舞台<トゥインクル・シリーズ>制覇を目指す彼女たちの熱きストーリーは、今やゲームのみならず、アニメ、音楽、コミック、イベントを展開するほどの人気を誇り、クロスメディアコンテンツとして一大旋風を巻き起こしている。本作は、そんな「ウマ娘」初の映画化作品となる。主人公ジャングルポケット役の藤本侑里は「ついにこの日を迎えることができました」と感無量の面持ちを見せた。「すごく緊張していたんですが、すみぺさんがずっと背中をさすってくださって。ありがとうございます!」とアグネスタキオン役の上坂に感謝していた。
好きなシーンやセリフもたくさんあると話したメンバー。藤本は「始まり方からびっくりしませんでしたか。ポッケ(ジャングルポケット)が衝撃を受けた、憧れを抱いたきっかけのレースをきちんと描いてくださった。すごくうれしかった。3回くらい観させてもらっていますが、冒頭10秒で泣いている」と告白。ダンツフレーム役の福嶋は「レースのシーンは『すっごい』では表せられない。劇場の迫力のある音と臨場感で、背筋がゾクゾクとした。全部のレースが楽しい」と熱っぽく語り、マンハッタンカフェ役の小倉は「タキオンに『変な人』というシーン」と生セリフをお見舞いし、上坂と会場も大興奮。小倉は「その時に耳がピクッとなっている。細かいところまで繊細に表現されている。1回では気付けない魅力が散らばっている」と続けていた。
上坂は「タキオンの目にクルッとかわいいハイライトが入る。印象的なシーンで瞬きをする。目の表情が印象的。観戦している時に、脚が勝手にレース場に向いていたりとか、タキオンの本能が表れている仕草にも惹かれました」と熱っぽくコメント。テイエムオペラオー役の徳井は、「有マ記念が描かれている。いつか映像で観てみたいと思っていた。めちゃくちゃうれしかったです」と声を大にしていた。ジャングルポケットの太田は「人を幸せにするために必要なエンタメの要素がすべて詰まっている。我々は大事なレースに勝ちきれないでいる。足りないものが見つかった。今年は耳とスカートをこしらえて、“ウマおじさん”として頑張りたい」と明かすなど、大いに刺激された様子だった。
また6月8日(土)からは、本作のMX4D、4DXでの上映も決定。韓国、香港、台湾の国と地域でも公開が決まった。MX4D、4DXでは、ウマ娘たちと一緒に走っているかのようなダイナミックなシートモーション、全身に吹き抜ける風、芝生の香りなど、圧倒的な臨場感で映画を楽しめるといい、藤本は「すごいですね。芝の匂いが気になります。ぜひ嗅ぎに行きたい!」と笑顔を弾けさせていた。
取材・文/成田おり枝