ジョージ・クルーニー&ブラッド・ピットW主演『ウルフズ』日米同時公開決定!予告編も公開
ジョージ・クルーニーとブラッド・ピットがダブル主演を務める映画『Wolfs(原題)』が邦題を『ウルフズ』として、9月20日(金)より日米同時公開が決定。予告編も解禁された。
本作はニューヨークを舞台に、一匹オオカミとして暗躍してきたヤバい事件のもみ消し屋こと通称“フィクサー”の姿を描いた痛快クライム・アクション。これまで単独行動を続けてきた2人のフィクサーが、ひょんなことから同じ事件の現場で遭遇。始末するはずの死体は生きていて、ターゲットが逃亡したことでトラブルに巻き込まれたことから、2人のフィクサーは嫌々手を組むハメに…。
主演の1人は、大人気シリーズのテレビドラマ「ER緊急救命室」でブレイクし、映画「オーシャンズ11」シリーズなどで知られるクルーニー。『オー・ブラザー!』(00)、『ファミリー・ツリー』(11)でゴールデングローブ主演男優賞、『シリアナ』(05)でアカデミー助演男優賞を受賞。『グッドナイト&グッドラック』(05)でアカデミー監督賞と脚本賞、『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』(11)でアカデミー脚色賞にノミネートされるなど、俳優としてだけでなく監督、脚本、製作としても賞レースの常連で、名実ともにハリウッドを牽引するトップスターだ。
そんなクルーニーとこれまで何度も共演してきたもう1人の主演がピット。「オーシャンズ11」シリーズへの出演のほか、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)、『マネーボール』(11)など数々の話題作で賞レースを賑わせ、クエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)で初のアカデミー助演男優賞を受賞。製作兼出演の『それでも夜は明ける』(13)や、製作総指揮を務めた『ムーンライト』(16)でアカデミー作品賞を受賞するなどプロデューサー業でも名を残し、本作ではクルーニー、ピットともに製作としても参加している。
今回解禁された映像は、助けを乞う依頼者からの1本の電話から始まる。クルーニー演じる裏社会の暗躍者・敏腕フィクサーが依頼者のいる部屋に現れ、とある男を始末するよう頼まれる。いつものように“ヤバい事件”の後始末に取り掛かかろうとすると、軽快なノックとともにピット演じるもう一人の敏腕フィクサーが登場。なんと、彼も同じ事件の依頼を受けていたのだ。“絶対に存在を知られてはいけない”フィクサー同士のまさかのダブルブッキングに困惑するも、これまで単独行動してきたことから、互いに「奴とは組まない」と相容れない様子の2人。渋々2人でターゲットの青年を始末するが、死体は生きていて逃亡。想定外のことが次々と起こり、慣れないタッグでターゲットの始末に手こずるフィクサーの2人。逃げ続けるターゲットと3人で行動をしていくにつれ、得体の知れない組織の犯罪に巻き込まれていく。
フランク・シナトラが歌う名曲「マイ・ウェイ」の美しい旋律が皮肉に響きわたるなか、正体不明な敵との激しい銃撃戦や手に汗握るカーアクション、フィクサー同士で銃を向け合うシーンなど、期待感高まるド派手なアクションも満載。また、ジョージ演じる男は尋問を得意とする慎重派なのに対し、ブラッド演じる男は考えるより行動派であるなど、仕事のやり方が異なることでたびたび衝突するかと思えば、服装も喋り方も同じの似た者同士なところも。だが、それを指摘されると反発し合う、2人のコミカルな掛け合いも見どころだが、予告の後半、お互いの正体を知ったことがバレたら殺されてしまうという最悪な状況に陥ってしまう。
トム・ホランド版「スパイダーマン」シリーズを手掛けたジョン・ワッツが監督を務める本作。ブラックユーモアとド派手なアクション、そして予想外のストーリーが渾然一体となったエンタテインメント大作をぜひスクリーンで体感してほしい!
文/スズキヒロシ