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「ファイナル・デスティネーション」シリーズ6作目がついに始動!プロデューサーはMCU版「スパイダーマン」のジョン・ワッツ

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「ファイナル・デスティネーション」シリーズ6作目がついに始動!プロデューサーはMCU版「スパイダーマン」のジョン・ワッツ

人気ドラマシリーズ「X-ファイル」を手掛けたジェームズ・ウォンが監督デビューを飾り、従来のホラー映画のルールを破る斬新な設定で“青春スラッシャー映画”全盛の時代に若者たちを熱狂させた傑作『ファイナル・デスティネーション』(00)。そのシリーズ第6作となる『Final Destination: Bloodlines』の撮影が正式にスタートしたようだ。「Collider」など全米複数メディアが報じている。

ショッキングな設定と謎解き要素で人気を博した『ファイナル・デスティネーション』
ショッキングな設定と謎解き要素で人気を博した『ファイナル・デスティネーション』[c]Everett Collection/AFLO

乗客乗員全員が犠牲となる飛行機事故から運良く逃れた7人に、次々と“死の運命”が迫るという第1作が興行的に成功したことを受け、即座にシリーズ化。第2作『デッドコースター』(03)ではハイウェイ事故、第3作『ファイナル・デッドコースター』(06)では遊園地のジェットコースター事故と、第1作と同様に事故を回避した者たちが逃れられない“死の運命”に抗う姿が描かれていき、作品を重ねるごとにスラッシャー描写も強烈なものに。

その後サーキット事故をきっかけにした第4作『ファイナル・デッドサーキット 3D』(09)と吊り橋の崩落事故をきっかけにした第5作『ファイナル・デッドブリッジ』(11)は、当時流行した3D映画として制作。シリーズ全5作の全世界累計興収は6億6600万ドルにのぼるが、第4作がシリーズ最高の北米興収を叩きだした一方、シリーズのマンネリ化が危惧されたなかで公開された第5作は興行的に惨敗に終わった。

3作目以降は強烈な“死にざま”が作品の見どころとなっていく
3作目以降は強烈な“死にざま”が作品の見どころとなっていく[c]Everett Collection/AFLO

第5作の公開前にはさらなるシリーズの続行が期待され、それに向けた準備も進められていたといわれているが、そのままシリーズは終了。ところが2019年に入り、シリーズを“リ・イマジニング(再想像)”するリブート版の開発がワーナー・ブラザースとニュー・ライン・シネマによって進められていることが報じられ、同年夏には第1作で主演を務めたオリジナルキャストであるデヴォン・サワのシリーズ復帰の可能性も伝えられていた。


そしてこのたび、本シリーズや「アメリカン・パイ」シリーズなどを手掛けてきたクレイグ・ペリーがソーシャルメディアに第6作の撮影開始を投稿。「長く厳しいパンデミックとストライキを乗り越え、ようやく撮影初日を迎えることができました」と喜びの言葉を綴り、「2025年はシリーズ第1作から25周年。この機会を記念し、再び世界規模で、しかもIMAXで劇場公開できることはとてもすばらしいことです」と、2025年に公開されることを示唆した。

4作目と5作目は3D映画として制作されるなど、時代に合わせて進化を遂げてきた
4作目と5作目は3D映画として制作されるなど、時代に合わせて進化を遂げてきた[c]Everett Collection/AFLO

報道によれば、撮影を務めるのは『バイオハザードII アポカリプス』(03)のクリスチャン・セバルト。『FREAKS フリークス 能力者たち』(19)のザック・リポフスキーとアダム・B・スタインのコンビがメガホンをとり、脚本はリブート版「スクリーム」シリーズのガイ・ビジックと『Bad Rest』(22)で注目を集めた気鋭のホラー作家露理・エヴァンス・テイラーが担当。さらにプロデューサーにはMCU版「スパイダーマン」シリーズのジョン・ワッツが名を連ねている。

キャストやストーリーの詳細などは現時点では明らかになっていない。シリーズ誕生から四半世紀。“死の運命”はどんな進化を遂げてスクリーンに帰ってくるのか。続報を楽しみに待とう!

文/久保田 和馬

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