新垣結衣、『違国日記』ダブル主演を務めた早瀬憩からの手紙に涙!やさしく抱き寄せ「心の支えになっていた」と告白

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新垣結衣、『違国日記』ダブル主演を務めた早瀬憩からの手紙に涙!やさしく抱き寄せ「心の支えになっていた」と告白

ヤマシタトモコの同名漫画を映画化した『違国日記』の公開記念舞台挨拶が6月8日にTOHOシネマズ日比谷で開催され、ダブル主演を果たした新垣結衣と早瀬憩をはじめ、瀬戸康史、瀬田なつき監督が登壇。早瀬から新垣へとサプライズで感謝の手紙がプレゼントされ、早瀬は新垣への尊敬の念をあふれさせながら涙。そんな早瀬を見た新垣も「私も心の支えになっていた」と明かしながら、涙腺を崩壊させた。

『違国日記』の公開記念舞台挨拶が開催された
『違国日記』の公開記念舞台挨拶が開催された

累計販売数180万部を突破した、ヤマシタトモコによる同名コミックを映画化した本作。人付き合いが苦手な小説家の高代槙生(新垣結衣)と、両親を亡くした姪・田汲朝(早瀬憩)という対照的な2人が同居し、なかなか理解し合えないながらも、かけがえのない関係になっていくヒューマンドラマだ。監督は、『PARKS パークス』(17)や『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)などの瀬田なつきが務めた。

「不安もあった」と打ち明けた新垣結衣
「不安もあった」と打ち明けた新垣結衣

新垣は「公開を迎えるまで、どのように皆さんに受け取ってもらえるのだろうかとワクワクと不安が入り混じる気持ちでした」と打ち明け、「今日はすごくホッとしています。ちょっとフワフワしています」とにっこり。早瀬は「撮影から1年が経って、こうして皆さんに映画を観ていただけることがとてもうれしいです」と感無量の面持ちを見せた。本作のイベントに初参戦となった槙生の元彼である笠町役の瀬戸は、「撮影日数は少なかったんですが、お2人が醸しだす雰囲気が大好きで、とても印象に残っています」と新垣と早瀬のやり取りに思いを馳せていた。

特製バースデーケーキに興味津々!
特製バースデーケーキに興味津々!

新垣と早瀬のダブル主演作が公開となったが、6月は映画公開だけではなく、新垣と早瀬がダブルでバースデーを迎える月でもある。新垣は6月11日に誕生日を迎えることとなり、早瀬は6月6日の誕生日に17歳となった。サプライズで特製のバースデーケーキが登場すると、新垣と早瀬は「ええー!」と目を丸くしながらも、体をくっつけ合って大喜び。早瀬は「すごいです!顔がついています!」と新垣と特製ケーキに見入りながら、「まさかこんなふうにお祝いをしていただけるなんて思っていなかったので、すごくうれしいです」と笑顔を弾けさせていた。


新垣結衣への憧れと尊敬の念をあふれさせた早瀬憩
新垣結衣への憧れと尊敬の念をあふれさせた早瀬憩

また司会から「新垣さんにはもう一つサプライズがある」と明かされると、「私に…?」と戸惑いをあらわにした新垣。本作で映画初主演を務め、初めて映画のプロモーションにも励んだ早瀬が、撮影からこの日までいつも引っ張ってくれた新垣に向けて手紙を書いてきたという。

【写真を見る】新垣結衣、早瀬憩を抱き寄せて2人で涙
【写真を見る】新垣結衣、早瀬憩を抱き寄せて2人で涙

早瀬は「緊張しちゃう」と動揺し、新垣も「私もー!」と照れ笑い。大きく深呼吸をして心を整えた早瀬は、「結衣さんへ」と口火を切り、「結衣さんと出会って1年が経ちました。『違国日記』の公開までまだまだ先だと思っていたけれど、ついに公開を迎えました。うれしい反面、結衣さんと会える機会が少なくなると思うと、とても寂しいです。いつも寄り添ってくれた槙生ちゃん、結衣さんから巣立っていかなければいけないんだという気持ちです」と素直な気持ちを読み上げると、早くも瞳から涙があふれだした。

早瀬の一生懸命な姿に新垣の目にも涙が光っていたが、作品に取り組む新垣の真摯な姿を間近で見ていた早瀬は、「結衣さんは私の憧れであり、目標です。結衣さんの出演作品の一つに、私も出演ができたことは誇りです。結衣さんはよく『そのままでいいよ』と私に言ってくれます。自信のない私にとって、それはとても心強く、やさしく背中をさすってくれるような言葉です。これからも結衣さんに教えてもらったことを胸に、そのままの自分でお芝居を続けていきます」と宣言。「最後にいつもやさしくて穏やかで、でも意外とお茶目な結衣さんが大好きです。本当にありがとうございました」と愛情いっぱいの言葉で手紙を締めくくった。手紙を渡した早瀬を新垣はやさしく抱き寄せ、2人で涙。会場からは温かな拍手が沸き起こっていた。

スマート!瀬戸康史がハンカチを差しだした
スマート!瀬戸康史がハンカチを差しだした

そんな2人の様子を見ていた瀬戸は、まずそっと早瀬にハンカチを差し出し、さらに新垣にもハンカチを渡し、これには新垣が「スマート!」と驚いて会場も大笑い。新垣は「やられてましたね」と苦笑いを浮かべ、「こういう場では(涙を)我慢をするようにしているんですが、我慢できませんでした」と吐露。

「私自身、槙生を演じるのが私でいいのだろうかと不安もありました。憩ちゃんが隣で頑張っているのを見ると、自分も頑張れました。『できることがあればしたいな』と思うような力をもらっていました。『結衣さんが槙生ちゃんでよかった』といつも褒めてくれるんです。それがいつも心の支えになっていました」とこちらも早瀬の存在が励みになっていたという。「ありがとう」と新垣が心をこめると、早瀬も「ありがとうございます」と感謝を伝え合う2人に、もらい泣きする人も見受けられた会場からは再び大きな拍手が上がっていた。

取材・文/成田おり枝

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