マット・デイモン豪華スターがノリノリでアフレコ!ジョン・クラシンスキー監督のインタビューも収めた『ブルー きみは大丈夫』特別映像
「クワイエット・プレイス」シリーズのジョン・クラシンスキーが監督を務めた『ブルー きみは大丈夫』(公開中)。本作より、マット・デイモンにジョージ・クルーニー、ブレイク・ライブリーら豪華キャスト陣がアフレコに臨む風景、クラシンスキー監督へのインタビューを収めた映像が到着した。
本作は、孤独な12歳の少女、ビー(ケイリー・フレミング)が、“子どもにしか見えない不思議な存在”ブルーに出会うストーリー。ブルーとビーの出会いから物語が始まるが、その“空想の友だち”の声を担当するのが豪華キャスト陣。ビーにやさしく寄り添う不憫かわいいブルーの声を『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(17)のスティーヴ・カレルが演じるほか、ブロッサム役に『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(23)のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、ルイス役にアカデミー賞受賞のルイス・ゴセット・Jr、ユニ役に監督の妻でもあるエミリー・ブラント、歩いて話す花のサニー役にデイモン、グラスの中のアイスの声にブラッドリー・クーパー、スペースマン役にクルーニー、石けんのバブル役にオークワフィナ、水を恐れない唯一の猫のオクト・キャット役にライブリーと錚錚たるメンバーが集結。映像内ではクラシンスキー監督がキャラクターとそれを演じる俳優を次々と紹介し、ノリノリでアフレコしている様子も映しだされている。
ファンタジックな空想の友だちをどう登場させるかについては、当初は人形を使うことも検討していたようだが、『プーと大人になった僕』(18)を参考にして実写の世界の中にCGキャラクターを大量に創作することを決めたそう。空想の友だちはビジュアル・エフェクトを使って作られるのだが、視覚効果チームがレコーディング現場を撮影し、キャスト陣の顔の表情や動きを捉えながらキャラクターにさらなるリアリティを与えたそうで、「俳優の声の演技は、キャラクターの初期設定を練るうえでインスピレーションを得る際に大いに頼りになりました」とエグゼクティブ・プロデューサーを務めたキンバリー・ネルソン・ロカシオは語っている。
「ラフ・アニメーションをジョンと確認し、ジョンが各キャラクターの微妙なディテールに磨きをかけ、CGキャラクターの顔や体の演技をより際立たせる。そこから、キャラクターがシーンの中にシームレスに溶け込み、セリフをしゃべるようになるまで、最終的なタッチが加えられていきました」とも振り返り、声だけでなく、俳優のブースでの動きなども実際のキャラクターの動きに活かされたそうだ。
豪華キャスト陣が参加し、空想の友だちのリアリティある動きが追及されたことで、よりハートウォーミングな物語となった『ブルー きみは大丈夫』。子どもだけでなく、かつて子どもだった大人たちの心にも染み渡る感動に劇場でひたってほしい。
文/平尾嘉浩