永瀬廉、映画作品初の王道ラブストーリー『よめぼく』に「涙を流した」と告白!出口夏希は永瀬の“画伯ぶり”を暴露

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永瀬廉、映画作品初の王道ラブストーリー『よめぼく』に「涙を流した」と告白!出口夏希は永瀬の“画伯ぶり”を暴露

Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(6月27日より世界独占配信)の配信記念イベントが6月18日に東京都内で行われ、永瀬廉(King & Prince)、出口夏希、三木孝浩監督が登壇した。

『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(6月27日より世界独占配信)の配信記念イベントが行われた
『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』(6月27日より世界独占配信)の配信記念イベントが行われた

森田碧によるベストセラー小説「余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話」を映像化する本作。永瀬演じる主人公、早坂秋人は突然余命を宣告され、いろいろなことを諦めながら淡々と日々を過ごしていた青年。そんななか、早坂は出口演じる桜井春奈と出会うことで再び人生に希望を見だしていく。

永瀬廉、「ワクワクが高まっています」
永瀬廉、「ワクワクが高まっています」

耳の怪我の治療のため5月29日より一時活動を休止していた永瀬にとって、6月12日に復帰してから初の公の場となったこの日。「ついに配信の日が近づいてきたということで、配信したあとの観てくださった方々の反応や、どういう気持ちになったかと聞くのをすごく楽しみにしています」と期待を寄せた永瀬は、「どんどんワクワクという感情が高まっているのを感じています」と晴れやかな笑顔を見せた。


永瀬にとって、映画作品での王道ラブストーリーは本作が初めてのこと。「タイムリミットがあるという状況での恋愛。不安な部分もあったんですが、監督と現場に入るとすぐに不安も消えて。気負わずに、自分らしく現場で過ごせた」と三木監督に感謝しきり。三木監督は「パブリックイメージで、ちょっとクールでミステリアスな空気なのかなと思っていた」と明かしつつ、「気さくでめちゃめちゃ話しやすい。空気感にも親しみがあって、一緒におもしろいものができると感じた」とすぐに信頼感を抱いたと、相思相愛の様子を見せていた。

出口夏希、好きなシーンも紹介した
出口夏希、好きなシーンも紹介した

完成作を観て、新たな経験もしたという永瀬。「僕のシーンはどんな感じになったかなという目線で観たり、作品として楽しめるということはいままで100パーセントはできなかったけれど、今回はそういう目で観つつも、グッと来るようなシーンなどではそうすることも自然となくなっていた。涙を流してしまったこともあったので、そこに関してはいままでになかった出来事。自分でも驚いた」と告白。劇中の秋人と春奈の姿に「まぶしい…!」と目を細め、「17歳だからこそのピュアさ、まっすぐさや素直さ。ちょっとしたボタンのかけ違いで起こるせつなさ」など彼らの恋模様に尊さを感じたという。出口が「悲しいお話のはずなのに、出来上がったものを観ると『春奈は幸せだったんだろうな』と思った。悲しいだけでなく、心が温まった」と話すと、永瀬も「生きていることってすばらしい。いまの状態の幸せを噛み締めつつ、これからも大事な人とどう接していこう、どうやって生きていこうかと、先のことを考えられるような作品。前向きな作品だと思います」と自身の足元を見つめながら、たくさんの感動を受け取ったと心を込めていた。

メガホンをとった三木孝浩監督
メガホンをとった三木孝浩監督

秋人と春奈は、絵を通して距離を近づけていく。出口は「秋人くんに(春奈が)『私の似顔絵を描いて』とお願いするシーンがある。そのシーンは本当にステキで、その絵を見て涙するくらいステキなシーン」としみじみ。しかし「永瀬さんが描いた絵は、(作品には)映っていないんです。私もなかなか個性的な絵を描くんですが、それよりもなかなか個性的な絵を描かれていた」と永瀬の“画伯ぶり”を目撃したと話すと、永瀬や三木監督も大笑い。出口が「ピカソでした」と続けると、永瀬は「目を描くんですが、どうしても黒目の焦点が合わない。左目はこっちを向いて、右目はこっちを向いて…」と認めながら、「本編で使われていたら、涙が引っ込むでしょうね…くらいの絵。絵や創作アートって死後に評価されるものだと思うので、いま評価されなくてもいいのかなと思っています。個性が大事!」とちゃめっ気たっぷりに語り、会場を笑わせていた。

息ぴったりにトークを繰り広げた3人だが、最後に永瀬は「いよいよ心を込めて作った作品が、全世界で配信されます」と切りだし、「この命の物語、恋の物語は、全世界、全世代共通のテーマ。タイムリミットがあるなかで、お互いのために必死に心を燃やしていく姿に胸を打たれたり、友情も繊細に描かれています。観ている人の心を動かしてくれるような作品」と熱っぽくアピールしていた。

取材・文/成田おり枝

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