キャラクター解体新書で関係性をおさらい『密輸 1970』桐野夏生、こがけん、阪元裕吾監督からの絶賛コメントも!
<著名人コメント>
●あんこ(映画バカ芸人)
「じぇじぇじぇ!アワビより貴重な”海女クライムムービー”がここに誕生した!海女さんを活かした密輸とアクションは胸熱!シスターフッドにサメパニックありと、豊かなエンタメの幸が大漁…この映画でしか味わえない!!」
●カータン(ブロガー)
「海底にある金塊をめぐり、ワルい男と海女たちが繰り広げる争奪戦。命懸けの海中バトルはスリル満点、だけどコミカル。何も考えずただ楽しみたい、そんな時にオススメの1本!70年代の韓国歌謡とファッションも見ていて楽しい!」
●桐野夏生(作家)
「『しっかりしなさい!』キム・ヘス姐さんに、そう叱られたい。サイケでカラフル。騒がしくも、したたかな海女たちの復讐」
●ギンティ小林(ライター)
「腹がすわって、頭の回転が画期的に速くて、必ず筋を通す海女さんが反社、汚職役人、そして人喰いザメがうごめくハードコアな裏社会&海の底を命がけのサバイブ!法律&道徳的には大間違いかもしれませんが、映画的には笑えて泣けて、シビれるぐらいカッコいいノワールが誕生!とにかくキム・ヘスたちが演じる海女さん軍団が『ハスラーズ』のジェニファー・ロペスたちに匹敵するカッコ良さ&痛快さを提示してくれますので!」
●こがけん(芸人)
「陸も地獄!海中でも地獄!画面から匂いたつ煙草と血の香り…これはならず者な女たちの“韓国製エクスプロイテーションムービー”じゃないか!激動の時代を生きた彼女たちの代償と友情の物語が、ノスタルジックな韓国歌謡とともに心に刻まれる!」
●阪元裕吾(脚本家・映画監督)
「実話をスーパーエンタメ映画にすることでお馴染みのリュ・スンワン監督最新作にして、最高傑作!密輸でのし上がる海女さんたちの実録犯罪映画かと思いきや、興奮と爆笑と涙が入り混じる史上最高のクライマックス!こういうのが見たくて、映画観てんだよなあ…!」
●ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑いコンビ)
「"海女さん水中バトルモード"が病みつきになる愛おしさ!あそこ何度も見たい!こういう唐突で変なシーンに出会うために映画を見続けてるんだと実感させられ、ニヤニヤが止まりませんでした。おそらく今年の夏で一番歪なエンタテインメントです」
●西森路代(ライター)
「男性主人公のアクション映画のイメージの強いリュ・スンワン監督だが、2002年の『血も涙もなく』は女性2人が繰り広げるクライム・アクションで早すぎた傑作だった。いつかそんな作品をまた撮らないかなと思っていたら、海女のキム・ヘスとヨム・ジョンアという最高の2人で実現していた!」
●人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
「やっぱりリュ・スンワンは最高だ……!!シリアスも人情もコメディも、もちろん切れ味鋭い格闘アクションに無茶なスタントも全部やり切る!でも胃もたれしない奇跡的バランス!誰もが楽しめること間違いなしの超快作!!」
●深町秋生(ミステリ作家)
「リュ・スンワン監督は土壇場を描かせたら天下一品だ。海を汚す化学工場、権力を笠に着た役人たち、密輸にかかわる残忍な悪党どもと、今回も息苦しいほど四面楚歌。それだけに海女さんたちの海洋ファイトと固い結束にシビれずにはいられない。完璧な娯楽作品だった」
●古家正亨(ラジオDJ/MC)
「名優キム・ヘスとヨム・ジョンアが海女になって活躍!というだけでも必見だが…往年の日活アクション映画を思わせる音楽、そして、色使い…そんな雰囲気にリュ・スンワン監督節炸裂のアクション演出が冴えわたるんだから面白くないわけがない。でも、何より1970年代のサイケデリックな雰囲気にチョ・インソンという俳優の持つオーラがドンピシャにハマるのだからやっぱり彼はすごい!」
文/山崎伸子