怪獣アートの巨匠、開田裕治が巨大竜巻を活写!『ツイスターズ』特別コラボビジュアル
「ジュラシック・ワールド」製作陣が贈るアクション・アドベンチャー超大作として8月1日(木)より全国公開される映画『ツイスターズ』より、怪獣アートの巨匠、開田裕治が、巨大竜巻「ツイスターズ」を描いた特別コラボビジュアルが解禁された。
ある日、地球が生んだ最強モンスターの巨大竜巻「ツイスターズ」が群れをなして襲来。トラウマを抱えた“気象学の天才”ケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)、命知らずの“竜巻チェイサー”タイラー(グレン・パウエル)、ケイトの学生時代からの友人で“竜巻リサーチ会社のC.E.O.”ハビ(アンソニー・ラモス)ら寄せ集めチームが情熱を胸に無謀ともいえる危険な“竜巻破壊計画”で立ち向かっていく。
この度、40年以上に渡り「ゴジラ」や「キングコング」、「ウルトラマン」シリーズの怪獣など世界を震撼させる“帝王級”のモンスターたちを描いてきた“怪獣絵師”の異名を持つ開田が、最強モンスター巨大竜巻「ツイスターズ」を圧巻の迫力で描く特別コラボビジュアルが解禁された。開田は「怪獣イラストも沢山描いてきましたが、ここまで凶暴に暴れまくる怪獣は初めて描きましたね」と「ツイスターズ」がこれまでのモンスターをも超える危険度を秘めていると力説する。
物語は、ニューヨークで自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に就くケイトが、故郷のオクラホマで史上最大級の超巨大竜巻が群れをなして異常発生していることを知るところから動きだす。竜巻に対して悲しい過去を抱えたケイトだったが、ハビからの懸命な頼みもあり、夏休みの1週間だけ故郷へ戻ることを決意する。そこで出会った知識も性格も正反対の竜巻チェイサー、タイラーら新たな仲間と、無謀ともいえる“竜巻破壊計画”で命がけの戦いを挑むことになる。解禁されたビジュアルには、天まで伸びる超巨大竜巻や、雷と炎をまといながら工場を丸飲みする竜巻、破壊音を轟かせながら車や巨大タンクを吹き飛ばす竜巻など、どれも凄まじい破壊力を感じさせる竜巻が何体も描かれている。
ビジュアルを手掛けた開田は「本作を拝見して、日常のなかに突然舞い降り圧倒的な力で全てのものを破壊する巨大竜巻こそが、現実に存在する怪獣そのものだと思いました。イラストでは巨大竜巻のスケール感と、全てを飲み込み暴走し荒れ狂う凶悪なパワーを描いています」と“怪獣絵師”ならではの視点で「ツイスターズ」のモンスターぶりを解説。さらに、地上も空も征服する巨竜に飲み込まれたケイト、タイラー、ハビら“寄せ集めチーム”が「巨竜よ、人類を悔るな!」と宣戦布告する姿もおさめられていて、クライマックス級の臨場感が漂っている。「荒れ狂う竜巻に翻弄されるばかりではなく、知力を武器に勇敢に立向かう人間の雄々しさと同時に、竜巻に飲まれる事も愉しんでしまうしたたかさも意識して描きました」と開田が語るように、力強くこぶしを握り締め、両腕を広げて竜巻と対峙するケイトの背中からは“恐怖”に勝る“強さ”がうかがえる。
“竜巻破壊計画”の要となるのが、ビジュアルの中でハビがスイッチに手をかけている竜巻破壊装置“ドロシー”。この装置は、童話「オズの魔法使い」のなかで“竜巻”に飛ばされて不思議な“オズの国“に行きつく少女ドロシーにちなんで名付けられたもので、1996年公開の映画『ツイスター』にも登場し、竜巻を追跡する必需品として大活躍した。『ツイスター』のDNAを受け継ぎ、完全オリジナルストーリーとして新たに描かれる本作にも“ドロシーV”が登場するのには、『ツイスター』への強いリスペクトが感じられる。
そんな本作の魅力を細部まで散りばめつつ、ダイナミックなビジュアルに仕上げた開田は「竜巻を離れた場所から見ているのでは無く、荒れ狂う竜巻に飲み込まれてしまった視点から描いてみました。怪獣やロボットのイラストではあり得ない情景の絵になったと思います」と本作ならではの臨場感あふれる構図について告白。劇中でもケイトたちが命がけで竜巻の中に飛び込んでいく様子が描かれていて、観客はこれまでのモンスター映画では味わうことのできなかった視点で、スリルと迫力がみなぎるバトルを目撃することができる。
こちらの特別コラボアートの巨大バナーは、6月末より全国の映画館(一部劇場をのぞく)にて順次掲出される予定。映画本編の迫力をアートで表現した特別コラボビジュアルに要注目だ!
文/スズキヒロシ