岡田准一、石田三成の子孫と対面、“お腹痛”のエピソードに驚く
司馬遼太郎の歴史小説を映画化した『関ヶ原』(公開中)の大ヒット記念イベントが、9月5日にTOHOシネマズ日劇で開催。岡田准一、東出昌大、原田眞人監督は、スペシャルゲストとして登壇した石田三成の15代目子孫・石田秀雄から、三成にまつわるいろんなエピソードを聞いて「噂は本当なんですね」と驚いた。
明日にでも観客動員数100万人を突破予定する本作。岡田は「大人の方も楽しめる作品を原田監督は作られているので。また呼ばれることを目標にと。鬼ヒットの上に修羅ヒットというのがあるので何とか修羅までいけたら」と力強く語った。
岡田は「東出くんになりたい岡田准一です」と初日舞台挨拶時と同様に東出をいじる。岡田は東出に「今、東出スマイルしてる?業界内では有名なんです。目は笑ってないけど、口だけ笑っているという」とTVドラマ「あなたのことはそれほど」の怪演時のネタを振る。
東出は「ああ~」と困った顔をしつつも嬉しそうだ。岡田は「これができるように練習するって約束したので、いつかどこかでやりたい」と宣言すると、東出は大爆笑する。
石田秀雄は、『関ヶ原』について「原田監督に感謝してます。これをスタートとして、三成と(小早川)秀秋の再評価が始まると思います。いい映画を作ってもらえて、これで私も死んでも死にきれます」と興奮しながら感想を述べる。
岡田は「三成公に喜んでもらえる三成公になればいいなと思って墓前にご挨拶していたのでうれしいです」と笑顔を見せた。
また、石田三成は過敏性腸症候群だったと言われているが、石田は「父も息子も代々そうで。私も昨日ちょっとそうでした。やっと治りましたが」と言うと、岡田は「え!一族がみんなお腹が弱いと!」と驚く。石田は「戦いの時、力が出なかったんでしょうね」とうなずく。
岡田は「台本ではなかったんですが、たまに心の中で実はお腹が痛いんだと思いながらやっていました。裏テーマは“お腹痛”で、こうやってました」とお腹をさする仕草をすると、石田はそれを感じ取っていたらしい。「え!感じてました?絶対伝わらないと思っていました」と言いながら大喜びをした。
『関ヶ原』は、正義で世の中を変えようとする石田三成や、天下取りの野望を抱く徳川家康ら、武将たちそれぞれの思惑がつづられる時代劇。『日本のいちばん長い日』(15)の原田眞人監督がメガホンをとった。【取材・文/山崎伸子】