ド・ギョンスが月面車で爆走！『THE MOON』手に汗握るデンジャーシーンをチラ見せ

ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ共演のSF超大作『THE MOON』(公開中)。本作より、最大のデンジャーシーン「月面爆走」の本編映像が解禁された。

「神と共に」シリーズを手掛けたキム・ヨンファがメガホンを取り、たった1人、月に残された新人宇宙飛行士の奮闘を描く本作。『ペパーミント・キャンディー』(00)ほか韓国映画界を代表するベテラン俳優ギョングをはじめ、K-POPグループ“EXO“のメインボーカルを務めるギョンスが兵役後初の映画出演をはたし、さらにテレビシリーズ「夫婦の世界」での熱演が記憶に新しいヒエらが名を連ねている。

今回、本作の本編映像が到着。不慮の事故に遭いながらも、1人で月面着陸を成功させた新人宇宙飛行のソヌ(ギョンス)は、仲間の遺志を継いで、単独で月面探査を進めていた。今回公開されたのは、月の南極で探査をしている時に起きたアクシデントだ。月の氷を採取する任務を遂行するため、ミッションポイントに向けて月面車を走行していたソヌ。すると頭上から、雨の様な無数の隕石が降り注ぎはじめる。地上に落ちた瞬間に破裂音が轟くほどの危険な状況のなか、ソヌは危機を回避するため最大速度で月面車を爆走させていく。「衝突地点と座標をお願いします！」と無線で地球のスタッフに向け必死にサポートを要請するも、突発的な事故に宇宙センターのスタッフもパニックに。

しかし宇宙船の設計者であるジェグク(ギョング)が、救出のための一筋の光を見出し、責任者に詰めかけていた。そんな状況で、ソヌの進行方向に巨大隕石が落下する予測が導きだされる。隕石が衝突すると、ビル30階に到達するであろう巨大な爆発と砂ぼこりが発生する。隕石襲来というデットゾーンを退避するため、必死にアクセルを踏み込むソヌの姿を捉えた、ダイナミックなアクションシーンとなっている。

なおソヌが運転する月面車は、専門家の協力のもと制作された、実際の月で運用できるほどの完成度を持っているとのこと。ヨンファ監督は、「細かな被写体を一つずつ丁寧に積み上げれば、全体的なクオリティも上がります。衣装や小物の一つ一つを実際に制作し、VFXと組み合わせようと思っていました」と明かした。また独りぼっちでミッションを遂行するという難役に挑んだギョンスは、今後の役者としての指針について「まだはっきりと決めていません。シナリオが面白く、自分がチャレンジできる要素があれば何でもお引き受けすると思います。それでもあえて一つを挙げるならば、最初から最後まで動き続けるような本格的なアクション映画に挑戦してみたいです。その一方、アクションは一切なく、人間の感情だけで引っ張っていくような作品もやってみたいです」とコメント。

いよいよ公開を迎えた本作。たった1人で宇宙に取り残された新人宇宙飛行士ソヌの運命は？ぜひ劇場で目撃してほしい。

文/サンクレイオ翼