息を呑むアクションシーン満載！『フォールガイ』命綱なしの限界スタントアクションをキャスト陣が語る

『ワイルド・スピード／スーパーコンボ』(19)、『ブレット・トレイン』(22)などで知られるデヴィッド・リーチ監督が、自身で設立した製作集団87ノース・プロダクションズを率いて贈る最新作『フォールガイ』(8月16日公開)。このたび、本作より規格外アクションの魅力をキャスト陣が語る特別映像が解禁となった。

【写真を見る】メガホンをとったのは、スタントマンから自身のキャリアをスタートさせたデヴィッド・リーチ[c]2024 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

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超一流のスタントマンで、危険な状況を切り抜けるタフガイながら、元カノにはめっぽう弱いギャップが魅力な本作の主人公、コルト・シーバース(ライアン・ゴズリング)の物語を描く本作。大怪我によって一線を退いていたスタントマンのコルトは、ひょんなことからハリウッドの撮影現場に舞い戻ることに。監督を務める元カノの気を引こうと奮闘するコルトだったが、そんななか、主演俳優トム・ライダー(アーロン・テイラー＝ジョンソン)が突如姿を消してしまう。元カノとの復縁とスタントマンとしてのキャリアの復活を目論むコルトはトムの行方を追うが、次第に危険な事件に巻き込まれていく。

今回解禁となった特別映像では、スタントマンから自身のキャリアをスタートさせたリーチ監督が「フォールガイとはスタントで言う、“やられ役”だ」と語るように、ゴズリング演じるスタントマンの様々なスタントシーンが収められている。殴られ、トラックのフロントガラスを突き破りと、危険なアクションが満載。ゴズリングは「スタントマンのコルトは事件に巻き込まれるが、動機は元カノとの復縁だ」、さらにコルトの元カノで、劇中で製作される映画の監督を務めるジョディ・モレノを演じたエミリー・ブラントは「ジョディとコルトは熱愛の過去がある。彼は気を引きたい」と、本編ではスタントの世界だけでなく、コルトとジョディのロマンスも盛り込まれていることを明かす。

本作は、1980年代のテレビドラマ「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」から題材を得たアクション作品。現在のアクションシーンは視覚効果や特殊効果といった最先端の技術とスタントの融合によって作り上げられているが、80年代の撮影においては「タフさと恐れない精神力とガッツが全てだった」と監督は当時を振り返っている。続けて「今回の『フォールガイ』では、スタント・パフォーマーだった私自身の初期のキャリアに敬意を表しているんだ。視覚効果も取り入れているが、本作のスタントは全て実際に身体を使って行われたものだ。ある意味忘れられた技術になってしまったスタント技術を取り入れ、スタント業界の精神に忠実なアクションを観客に見せたかった」と明かすように、『フォールガイ』ではスタント業界の精神をリスペクトし、実際に身体を使って挑むアクションに拘ったようだ。

さらに本作の見どころでもあるコルトのアクションについて「私のスタントマン経験も本作に反映されている」とリーチ監督は語っている。また、ゴズリングも「監督自身がスタントマンだからスタントマンたちの映画を作るには適任だ」と語った。映像内ではコルトがビルから落ちていく様子や、豪快な爆発のなか進む車、火のついたクルーザーが宙を舞うシーンといった激しいアクションシーンが収められており、元スタントマン出身監督ならではの規格外アクションに期待が高まる。コルトが長年スタントダブルを務めてきたハリウッドスター、トムを演じたアーロン・テイラー＝ジョンソンも「これは純粋なエンタテインメント、派手なスタントショーだ」とアクションの出来栄えに太鼓判を押した。

コルトはスタントマンとしての自身のキャリア、そして愛する人を取り戻すことができるのだろうか？ド派手なアクションシーンの裏にある命知らずなスタントマンたちの勇姿をぜひ劇場で楽しんでほしい。

文/鈴木レイヤ