『逃走中 THE MOVIE』でも川西拓実、木全翔也、金城碧海がメインキャストに抜擢!グローバルボーイズグループJO1の“俳優”としての活躍

コラム

『逃走中 THE MOVIE』でも川西拓実、木全翔也、金城碧海がメインキャストに抜擢!グローバルボーイズグループJO1の“俳優”としての活躍

人気芸能人が、サングラス&スーツ姿の俊足“ハンター”から逃げながらミッションをこなし、賞金獲得を目指す鬼ごっこ型バラエティ番組「run for money 逃走中」。2004年から始まったこの番組の20周年記念となる『逃走中 THE MOVIE』が7月19日に公開された。

ハンターに捕まったら消滅という命懸けの「逃走中」が描かれる劇場版
ハンターに捕まったら消滅という命懸けの「逃走中」が描かれる劇場版[c]2024 フジテレビジョン 東映 FNS27 社

本作でFANTASTICSのメンバーと共に主人公6人組に名を連ねているのが、JO1の川西拓実と木全翔也と金城碧海だ。JO1のメンバーといえば、映画やドラマで見かける機会も年々増えているので、俳優としての活躍をここで掘り下げていきたい。

国民投票によって誕生した11人組ボーイズグループ、JO1

【写真を見る】人気ボーイズグループJO1メンバーの俳優としての活躍をプレイバック!
【写真を見る】人気ボーイズグループJO1メンバーの俳優としての活躍をプレイバック![c]2024 フジテレビジョン 東映 FNS27 社

韓国のオーディション番組「PRODUCE 101」の日本版として2019年に放送された「PRODUCE 101 JAPAN」の国民投票による合格者、豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、金城碧海、與那城奨で結成された11人組ボーイズグループのJO1。

番組を通してファンを獲得してきた彼らは、2020年にデビューを果たすと、現在までに発売したシングル8作はすべて、オリコン週間シングルランキング初登場1位を獲得。アジアツアーや世界各地で開催されているKカルチャーの祭典「KCON」の常連となるなど、アーティストとして目覚ましい活躍を遂げてきた。

単独出演も増えている近年の俳優活動をプレイバック

2022年から「NHK紅白歌合戦」に2年連続で出場するなど、ボーイズグループ界隈だけでなく一般的な知名度も高めているJO1は、人気の高まりに伴い、演技を目にする機会もグッと増えている。

なかでも「PRODUCE 101 JAPAN」で1位に輝いた豆原は、2021年にオムニバス映画『半径1メートルの君 〜上を向いて歩こう〜』の一編『本日は、お日柄もよく』に主演(川西、川尻、木全も出演)すると、その後も『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』(22)で仮面ライダーキマイラ役に抜擢。さらにNHKドラマ「超人間要塞 ヒロシ戦記」など、俳優としてコンスタントに活躍。

そのほかのメンバーも、あだち充の短編作品集を映像化したオムニバスドラマ「Amazon Prime Video『ショート・プログラム』」で全員が主演を経験すると、さらには『OUT』(23)に出演した與那城、金城、大平など、ダンスで身につけた身体能力や歌で培われた表現力を生かし、数々の作品に出演。

また単独出演も昨年頃から一気に増え、與那城が出演した野木亜紀子脚本の「連続ドラマW フェンス」や、鶴房主演の関西テレビ系ドラマ「ブルーバースデー」、白岩主演の映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(23)と、立て続けにメインキャストに名を連ね、俳優活動でもJO1の知名度を押し上げてきた。

メインキャストへの抜擢が相次ぐ川西拓実

そんな11人のなかでも近年、俳優としての活躍が著しいのが『逃走中 THE MOVIE』でも主役的立ち位置の橘大和を演じている川西だ。

映画やドラマへの出演が相次いでいる川西拓実
映画やドラマへの出演が相次いでいる川西拓実[c]2024 フジテレビジョン 東映 FNS27 社

クールに決めているが実はちょっぴりドジな男の子たちの日常を描いたドラマ「クールドジ男子」では、主人公4人組の1人で専門学生の四季蒼真役で連ドラ初出演。ドジをしても笑って受け入れる前向きな青年像をキュートな笑顔で体現した一方、将来への不安を伏し目がちの表情で表現するなど、原作モノならではのクセのあるキャラクターに普遍的な感情を落とし込むナチュラルな演技で、才能の片鱗を示した。

今年に入っても快進撃は続き、むつき潤の人気音楽漫画を映画化した『バジーノイズ』には、マンションの管理人をしながら、パソコンで音楽を作ることを趣味とする孤独な主人公、清澄役で出演。人付き合いが苦手で塞ぎ込みがちだった暗い青年が、ヒロインの潮と出会ったことで音楽を世に送りだすことを決意し、道を切り開いていく様子をギャップのある演技で表現。かと思えば、レコード会社にいいように使われ疲弊していく姿など、多彩な演技で役者としてレベルアップしてみせた。

また、JO1では作詞作曲もこなす川西は機材をいじる演技も説得力抜群で、「清澄が作っていたかもしれないデモ曲」をイメージし、自らオリジナルソングも作曲したというから驚きだ。劇中では主題歌「surge」も歌うなど、音楽活動が存分に生かされていた。


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