笑福亭鶴瓶、『怪盗グルーのミニオン超変身』舞台挨拶で片岡愛之助&山田杏奈のアフレコを大絶賛もネタバレ回避の見どころ説明に苦戦
『怪盗グルーのミニオン超変身』(公開中)の初日舞台挨拶が7月19日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、日本語吹き替えキャストの笑福亭鶴瓶、片岡愛之助、山田杏奈、児玉すみれ、松本梨香、三木眞一郎、小林ゆうが登壇した。
怪盗グルーやミニオンたちの活躍を描く「怪盗グルー」シリーズ第4弾では、ミニオンたちを引き連れ、高校の同窓会に参加したグルーがかつてのライバル、マキシムと久々に再会。しかし、グルーに恨みを抱くマキシムから命を狙われ、一家は新たな町へと引っ越し、正体を隠しながら生活することに。そこへグルーの正体を知る少女ポピーが現れる…という物語が展開する。
シリーズ1作目の『怪盗グルーの月泥棒』(10)から主人公の怪盗グルーを演じている鶴瓶は見どころについて、おすすめしたいところはたくさんあるが、ネタバレに気をつけるように言われているため、「どうしたらいいの?」とタジタジ。「なにを言ってもネタバレになるような気がする」としながらも、「ビックリするシーンもあるし、涙するシーンもあります」とコメント。前作から7年空いていると前置きし、「もう(続編は)ないのかなと思っていました」と本音を明かした鶴瓶は「この声を聞いて頂いたら分かるように、“うわーー!!”ってやったからこんな声に」と叫び声も多かったハードなアフレコだったことに触れ、「まあ、元々こんな声なんですけれど(笑)」と笑い飛ばしながらも、グルーの声を再現し、観客を喜ばせていた。
グルーの同級生で因縁のライバル、マキシム・ル・マル役の愛之助と、悪党を夢見る少女ポピー役を演じた山田のアフレコが「とてもうまい!」と絶賛。鶴瓶から似合ってるとベタ褒めされた愛之助はマキシム役について「グルーの同級生で因縁を晴らすということで現れた役。すごく虫が大好きな役なので、虫色とマキシムのメガネを作ってきました」とこの日の衣装のポイントを解説。アクションだけでなく、歌があったことが驚きだったそうで、「歌もあります、と譜面が送られてきて。歌うとは聞いていなかったので、(譜面を見て)真っ青になりました(笑)」と振り返った愛之助は「鶴瓶さんと歌わせていただいたりもして、本当に楽しく歌わせていただきました」と笑みを浮かべていた。
本作で声優に初挑戦した山田は、自身が演じるポピーが鶴瓶演じるグルーに近づいていくシーンのアフレコで「グルーと話してる!」とテンションが上がったそうで、「緩急がついた面白いものができたと思います」と充実感をにじませた。鶴瓶の「顔もなんだかポピーと似てきた」との言葉に山田は「すごくうれしいです!」と弾ける笑顔を見せていた。
イベント終盤には、今作で初登場となるキャラクター、メガジェリーのケーキが登場し、公開初日をお祝い。最後の挨拶では「あっという間の1時間半。ラストがものすごく感動するので、楽しんでいただきたいです。最後は涙が出ます。泣きます」とアピールし、笑い声に溢れるイベントをしめくくった。
取材・文/タナカシノブ