岡本信彦、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE』舞台挨拶欠席の山下大輝の成長にしみじみ。宮野真守は生見愛瑠の暴露に苦笑い

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岡本信彦、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE』舞台挨拶欠席の山下大輝の成長にしみじみ。宮野真守は生見愛瑠の暴露に苦笑い

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(公開中)の公開記念舞台挨拶が8月3日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、爆豪勝己役の岡本信彦、轟焦凍役の梶裕貴、麗日お茶子役の佐倉綾音、オールマイト/ダークマイト役の三宅健太らレギュラー声優陣と本作のゲスト声優、ジュリオ ・ガンディーニ役の宮野真守、アンナ・シェルビーノ役の生見愛瑠が登壇した。

【写真を見る】ヒロアカ初参戦の宮野真守は、さまざまなポーズを披露。観客には笑いを、取材陣にはシャッターチャンスを提供!
【写真を見る】ヒロアカ初参戦の宮野真守は、さまざまなポーズを披露。観客には笑いを、取材陣にはシャッターチャンスを提供!

2014年7月に「週刊少年ジャンプ」にて連載がスタートした、堀越耕平の漫画「僕のヒーローアカデミア」は人口の約8割が超常能力・個性を持つ世界を舞台に、デクこと緑谷出久が最高のヒーローを目指す姿を描く。コミックスの全世界累計発行部数は1億部以上の大人気漫画の連載は、8月5日発売の同誌(36・37合併号)にて、最終回を迎える。

映画最新作となる本作は、放送中のテレビアニメ第7期と同じ時系列の物語が展開。デクたちヒーローと敵<ヴィラン>との最終決戦の直前、世界を揺るがす大きな事件が巻き起こる様子が描かれる。デクたちの憧れのヒーロー・オールマイトそっくりの敵<ヴィラン>のダークマイトが登場し、オールマイト役の三宅が一人二役で演じていることも話題だ。

爆豪勝己役の岡本信彦
爆豪勝己役の岡本信彦

公開初日の興行収入は3億7000万円、観客動員数は26万人を突破。イベントでは、シリーズ歴代No.1ヒット作の前作『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』(21)を超える、興行収入40億円突破を狙える大ヒットスタートを切ったことがMCから明かされ、登壇者は大喜び。体調不良のため本イベントを欠席した緑谷出久役の山下大輝に触れ、「いち早く山下大輝くんに伝えたいです!」と力を込めた岡本は、「ヒロアカも本誌で残り1話。盛り上がっているタイミングでこういう朗報が来ているのはうれしいです」と笑顔。オールマイト、ダークマイトと2役を演じる三宅も「うれしさも2倍です。なんで、大輝くんはいないんだ…」と主役の不在を残念がっていた。

ジュリオ ・ガンディーニ役の宮野真守
ジュリオ ・ガンディーニ役の宮野真守

イベント前日の公開にもかかわらず、会場には3回、4回と複数回鑑賞済みというアツいヒロアカファンがいっぱい。梶は「昨日公開したばかりですよね」と目を丸くし、佐倉は「ヒロアカの夏が戻ってきてとてもうれしいです!」と満面の笑みを浮かべた。


ゲスト声優としてヒロアカに初参戦する宮野について、岡本、梶、佐倉が「もう出てそうな顔してるのに…」と揃ってニヤニヤ。三宅も「一番ヒーローっぽいのに、意外」と宮野の初参戦をイジりながら歓迎。かっこいいと話題のジュリオについては「CV:宮野真守も含めて、あらゆる癖(へき)が詰まっている!」とレギュラー声優陣からさらにイジられまくった宮野は、「確かに設定はいろいろ盛り込まれているけれど、彼の人生がおもしろいと思いました」とし、丁寧な口調だが、口が悪いという一面も含めて、ジュリオの魅力と解説していた。

アンナ・シェルビーノ役の生見愛瑠
アンナ・シェルビーノ役の生見愛瑠

ヒロアカ大ファンの生見は「参加させていただけたことが夢のよう」と終始うっとり。初日に映画館で鑑賞したそうで「入場者特典ももらいました!」と満面の笑みで報告した。宮野演じるジュリオは、生見演じるアンナの執事という役どころ。執事ジュリオは「めちゃくちゃかっこいい!ギャップの塊です!」と説明した生見。プロモーション活動で一緒になることが多かった宮野についてもギャップが魅力と感じたそうで、「すごいまじめな方。いい意味でギャップがありました。本番前もギリギリまでセリフの練習をしていて…」と話し始めニヤリ。なにかを察知した宮野が「言うな!言うな!」と遮ろうとするも、生見は「一番おもしろかったのは、テレビに出る時。本番前に『おはようございます!』を一生懸命練習していたんです。さすがにそれは練習しなくてもいいんじゃないかな、と思ったけれど…」と暴露。隣で苦笑いしながら頭を抱える宮野の姿に観客は大爆笑だった。

アフレコを振り返りしみじみ
アフレコを振り返りしみじみ

最後の挨拶で岡本は「ヒロアカでは何度もイベントに登壇する機会がありました」と切り出し、「今日、大輝くんがいないのが不思議な感覚。最初の頃は、可愛らしい男の子のイメージだったけれど、彼がここにいないいま感じるのは、寂しいだけではなくて存在としてもデカいということ。どんどん成長してヒーローになっていく姿を一番近くで見られていたのではないかと思います」とこの日欠席となった山下を主人公デクの姿と重ねコメント。続けて「原作の熱に負けないように、上を目指して作っていった現場でした。いろいろなことがあったけれど、こうして劇場版の4作目を作ることができたので、いずれまたこういう機会ができる未来を待ち望んでいけたらいいなと思います」と感謝を伝えつつ今後への期待も込め、山下から預かったメッセージを読み上げ「さらに向こうへ!」「Plus Ultra!!」の掛け声で、イベントを締めくくった。

取材・文/タナカシノブ

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