映画『ロボット・ドリームズ』11月日本公開決定!日本オリジナルのビジュアル2種も完成
第96回米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされ、アニー賞、ヨーロッパ映画賞、ゴヤ賞ほか名だたる映画賞を席巻した『ロボット・ドリームズ』の日本公開日が11月8日(金)に決定。あわせて日本オリジナルのキービジュアル2種も完成した。
大都会ニューヨーク。ひとりぼっちのドッグは、孤独感に押しつぶされそうになっていた。そんな物憂げな夜、ドッグはふと目にしたテレビCMに心を動かされる。数日後、ドッグの元に届けられた大きな箱。それは友達ロボットだった。セントラルパーク、エンパイアステートビル、クイーンズボロ橋と、ニューヨークの名所を巡りながら、深い友情を育んでいくドッグとロボット。しかし、夏の終わり、海水浴を楽しんだ帰りにロボットが錆びて動けなくなり、ビーチも翌夏まで閉鎖されてしまう。離れ離れになったドッグとロボットは、再会を心待ちにしながら、それぞれの時を過ごすが…。
80年代のニューヨークを舞台にドッグとロボットとの友情を描き、世界中を涙と感動で包んだ本作。『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)でアカデミー賞作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督からも「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」という賛辞が贈られた。監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』(12)が第27回ゴヤ賞にて作品賞を含む最多10部門を受賞したスペインを代表する名匠パブロ・ベルヘル。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基に、せつなくも温かい傑作として結実させた。さらにアース・ウインド&ファイアーの名曲「セプテンバー」が映画に彩りを添えている。
今回の公開日決定に合わせて、日本オリジナルのビジュアルが完成。夕景のビーチを舞台に、主人公であるドッグとロボットが手をつないていでる様子が描かれているこのビジュアル。ニューヨーク市内に程近いビーチリゾートであるコニーアイランドを連想させ、名物の観覧車ワンダーホイール、100年近くも動き続けるジェットコースター・サイクロンを模したアトラクションを背景にしており、ニューヨークが舞台だということが一目瞭然だ。
またキャッチコピーには、「きみは覚えてる? あの夏、出会った日のことを――」「一生あなたの心に残る、宝物のような102分」というメッセージが添えられており、アカデミー賞にノミネートを果たした作品の完成度と、全世界で賞賛を受けている作品性を表現している。
なお本作公開予定の劇場では、キービジュアルの夕景のほか、昼景を加えた2種類のフライヤーを掲出する予定で、8月30日(金)よりムビチケ前売券(カード)の発売も決定した。今後も続報を待ちたい。
文/山崎伸子