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池松壮亮が石井裕也監督と9度目のタッグ!平野啓一郎原作『本心』ポスタービジュアルが完成

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池松壮亮が石井裕也監督と9度目のタッグ!平野啓一郎原作『本心』ポスタービジュアルが完成

『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)や『愛にイナズマ』(23)など、これまで映画、ドラマあわせて8作品でタッグを組んできた池松壮亮と石井裕也監督が9度目のタッグを組む『本心』(11月8日公開)。このたび本作のポスタービジュアルが解禁された。

芥川賞作家である平野啓一郎の同名長編小説を原作にした本作。工場で働く朔也(池松)は、同居する母(田中裕子)から「帰ったら大切な話をしたい」と告げられ帰宅を急ぐのだが、途中で重傷を負い昏睡状態に陥ってしまう。1年後、目が覚めた時には母は“自由死”を選択して亡くなっており、世界も激変していた。どうしても母の本心を知りたいと考えた朔也は、仮想空間上に任意の人間を作る「VF」という技術を知り、母を蘇らせるのだが…。

コロナ禍に原作小説と衝撃的な出会いをはたし、自ら石井監督に企画を持ち込んだという池松は「きっと、この時代にともに生きる様々な個を持つ方々に、自分ごととして観てもらえる要素がたくさん詰まった映画になったのではないかと思っています」と自信をのぞかせる。このたび解禁されたポスタービジュアルには、目まぐるしく進化する時代に翻弄され、自らの“存在”や“本心”をも見失っていく朔也を中心に、母の親友だったという三好(三吉彩花)や、VFの開発者である野崎(妻夫木聡)ら周囲の人々の意味深な表情が切り取られている。


幸せそうに見えた母は、なぜ自ら死を望んだのか。そしてAIで心を再現したとき、人はなにを失い、なにを見つけるのか…。進化する時代に迷う青年を通して描かれるヒューマンミステリーに期待はふくらむばかりだ。

文/久保田 和馬

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