ベン・アフレック&マット・デイモンがハルク・ホーガンの“あの事件”を映画化!『グッド・ウィル・ハンティング』のチームが再集結か
ハリウッドを代表する名コンビであるベン・アフレックとマット・デイモンが、プロレスラーのハルク・ホーガンが2010年代に繰り広げた法廷闘争“ゴーカー事件”を題材にした映画『Killing Gawker』の製作に着手したことがわかった。「The Hollywood Reporter」などが報じている。
2012年にホーガンの性行為が隠し撮りされてインターネット上に流出したことがきっかけとなった“ゴーカー事件”。ホーガンは、動画を撮影し投稿した知人2人とゴシップサイト「ゴーカー」を相手に訴訟を提起。1億4000万ドルという巨額の賠償金の支払いが命じられたものの、ゴーカー側に支払い能力がなく同社は経営破綻。結局3100万ドルで和解することとなったのだが、後に著名な投資家がゴーカー社を破綻に追い込むために多額の資金援助をしていたことが発覚し、大きな論争を巻き起こした一件だ。
報道によれば、映画はライアン・ホリデイが2018年に発表したノンフィクション「Conspiracy: Peter Thiel, Hulk Hogan, Gawker, and the Anatomy of Intrigue」を原案に、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)でオスカーに輝いたチャールズ・ランドルフが脚色を担当。アフレックとデイモンは自身らが率いる製作会社アーティスツ・エクイティを通して製作を務め、アフレックはホーガン役として出演する可能性もあるのだとか。
また現在、監督としてガス・ヴァン・サントと交渉を進めている最中とのこと。もしサントが監督に決定すれば、アフレックとデイモンが脚本と出演を務め第70回アカデミー賞脚本賞に輝いた名作『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)以来のチーム再集結となる。続報に乞うご期待!
文/久保田 和馬