黒島結菜の体当たり演技が垣間見える!『夏目アラタの結婚』狂気全開の品川真珠スペシャルPV|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
黒島結菜の体当たり演技が垣間見える!『夏目アラタの結婚』狂気全開の品川真珠スペシャルPV

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黒島結菜の体当たり演技が垣間見える!『夏目アラタの結婚』狂気全開の品川真珠スペシャルPV

「医龍-Team Medical Dragon-」などで知られる漫画家、乃木坂太郎のベストセラーコミックスを映画化した『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)。このたび、本作より品川真珠スペシャルPVおよび、場面写真が解禁となった。

【写真を見る】黒島は3時間かけて特殊メイクをほどこし、醜い太ったピエロの姿へと変貌を遂げた
【写真を見る】黒島は3時間かけて特殊メイクをほどこし、醜い太ったピエロの姿へと変貌を遂げた[c]乃木坂太郎/小学館 [c]2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会

本作は、連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。主人公の夏目アラタと、死刑囚の品川真珠の頭脳戦や二転三転する展開が読者を惹きつけ、原作は「次にくるマンガ大賞 2020」U-NEXT特別賞コミックス部門を受賞、世界最大級の日本アニメマンガのコミュニティサイト「MyAnimeList」でも紹介されるなど高く評価された。連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員、夏目を柳楽優弥、物語の鍵を握る「品川ピエロ」の異名をもつ、連続殺人犯にして死刑囚の品川を黒島結菜が演じる。また、『十二人の死にたい子どもたち』(19)をはじめ『イニシエーション・ラブ』(15)、「TRICK」シリーズや「SPEC」シリーズなどの堤幸彦が監督を務める。

今回解禁されたのは、黒島扮する死刑囚、品川が見せる狂気を捉えた、品川真珠スペシャルPV。映像は、その太った醜いピエロという衝撃的な姿から通称「品川ピエロ」と呼ばれ、連続殺人犯として日本を震撼させていた死刑囚、品川が逮捕されるシーンから始まる。しかし、事件で消えた遺体を探すために面会室を訪れた夏目の目の前に現れたのは、想像していたものとは真逆の可憐な印象を与える品川の姿だった。その姿に衝撃を覚えながらも、彼女の気をひくために夏目は「俺と結婚しようぜ」と、咄嗟の判断で衝動的にプロポーズ。ここから二人による命懸けの駆け引きが幕を開ける。プロポーズを受けて「僕と一緒に暮らせる?」と不気味な笑みを浮かべたり、「好きだよ、アラタ」と面会室のアクリル越しにキスを送ったりと、夏目に寄りそう姿を見せる品川だが、一方で夏目に対して疑惑を抱くと「僕を騙したの?」とその表情は一変。涙を流しながら夏目に迫る表情や、自らの両目を指で釣り上げながら表情を作る様子、さらには「約束だよ」、「絶対離れないから」と包丁を片手に迫るシーン、「誰かを殺したいなら、ちゃんと手伝うし」と笑顔で語るなど、同一人物とは思えない表情からは底知れぬ狂気を感じさせられる。

同時に解禁となった場面写真では、品川がアクリル越しでも恐怖を感じさせるような迫りくる姿、不安を感じているかのようなうつろな目、かわいく首をかしげる仕草、そして不気味にほほ笑む表情などが切り取られている。今回、前代未聞の死刑囚、品川役を引き受けた黒島は、まさに体当たりで演技に挑んだ。スペシャルPVの冒頭に出てきたピエロのビジュアルも黒島自らが熱演したもので、現場で3時間かけて特殊メイクをほどこし、醜い太ったピエロの姿へと変貌を遂げたという。黒島はピエロの特殊メイクを振り返り「自分がどういう姿になっているのかが分からない状態だったので、想像が出来なかったんですけど、(完成したものを)見てみたらちゃんと私なんですよね。私の面影はあって、ちゃんと太っていて、あ…怖いって思いました」とその出来栄えに自身も恐怖を感じたとコメントした。

また、原作コミックス上でも印象的な品川の“ガタガタの歯並び”も5カ月間かけて特注のマウスピースを制作し再現。黒島が自らそれをつけて獄中の死刑囚を演じたことで日本中を恐怖に陥れるリアルな品川の風貌が完成した。この歯の表現についても「最初はマウスピースにするかCGにするのか、色々な話があったりはしたんです。でも結果マウスピースになって、やっぱり付けていると話しづらさはありましたが、普通の滑舌とは違う感じになったことによって歯がボロボロであるというリアルさが出て、苦労はありましたけど、そういうところから真珠という役を作っていけたところは凄くありがたかったですし、良かったなと思いました」と苦労のなかで完成した真珠のキャラクターを振り返っている。


黒島の熱演と徹底した役作りもあり、原作ファンからもすでに好評を得ている死刑囚、品川真珠。豹変する品川の表情や言動に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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