ひふみん「私がダンケルクに行ったらアウトですね」映画イベントで大暴走!

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ひふみん「私がダンケルクに行ったらアウトですね」映画イベントで大暴走!

クリストファー・ノーラン監督による最新作『ダンケルク』(公開中)の大ヒット記念イベントが9月13日に都内で開催され、“ひふみん”の愛称で親しまれる将棋棋士の加藤一二三と、フリーアナウンサーの高樹千佳子が登壇。加藤が暴走気味に映画の魅力を猛アピールした。

本作は、第二次世界大戦中、ドイツが陸海空から迫りくるなか、40万人もの英仏連合軍の兵士を救出した史上最大の撤退作戦“ダンケルクの戦い”を描く物語。9月9日より公開となり、週末興行ランキング1位を獲得する大ヒットスタートを切った。

開口一番、「若い頃にウインストン・チャーチルの書いた『第二次大戦回顧録』を読んで、この戦いについて知っていた」「私は、ダンケルクの出来事があった同じ年(1940年)の生まれ」と本作とのつながりについて語り、「最後には泣けてきた。大変、感動した」と感想を語った加藤。

司会から「“ダンケルクの戦い”を将棋に例えると、どんな作戦?」と聞かれた一幕でも、加藤は「苦境の中でも、兵士達が人間性を失っていない描写が感動的」と、劇中での感動した瞬間について熱弁。思い入れのあるテーマだけにあふれる感想コメントが止まらず、司会から「将棋に例えると…?」と何度か突っ込まれるなど、暴走トークで会場を笑わせていた。

ようやく「不屈の闘志で脱出に成功した。絶対に助かるんだ、負けないぞという信念は共通しますね」と“ダンケルクの戦い”と将棋を重ねた加藤。「私は42歳で名人になったけれど、そのときの心構えが、勇気を持って戦う、相手の面前で弱気を出さない、慌てないで落ち着いて戦うということを胸に刻んでいた」と“ダンケルクの戦い”にも通じる“戦いの心構え”について語っていた。

さらに「でも“ダンケルクの戦い”の方が命がけの勝負。兵士たちの方が本当の勝負のことはよくわかっているはず。私たちは勝負は勝負ですが、命はかかっていませんから」と笑い、「この年齢ですし、私があそこに行ったらアウトですよね。生き抜けません」とバッサリと語った加藤。イベントゲストに選ばれたことについては「私にピッタリの話」とご満悦の表情を見せるなど、“ひふみん節”で大いに会場を魅了していた。【取材・文/成田おり枝】

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