柴咲コウがブタと一緒に“野菜カーペット”に登壇

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柴咲コウがブタと一緒に“野菜カーペット”に登壇

柴咲コウ主演作『食堂かたつむり』(2月6日公開)の完成披露試写会が1月21日に東京国際フォーラムで開催。柴咲コウ、共演の余貴美子、ブラザートム、富永まい監督、劇中に登場するブタのエルメスが、映画にちなんでカラフルな野菜が敷き詰められた“野菜カーペット”に登壇した。

原作は、女性から絶大な支持を集めている小川糸の同名小説。失恋して声を失ったヒロイン倫子(柴咲)が、料理を作ることで人々を幸せにし、自分も癒されていくという人間ドラマだ。ブタのエルメスは、劇中で余貴美子扮する倫子のママ、ルリコのペットで、劇中でも重要な役割を務めているから注目して。

エルメスと共演した感想を聞かれた柴咲は、「ブタを飼ってみたいという人の気持ちが初めて分かるようになりました。想像していたよりもきれいで繊細な動物だなと。癒されます」と笑顔で語った。「飼いたくなりましたか?」と尋ねられると、「(即答で)いや、それはないです。飼いたいという気持ちは分かるようになっただけです……」と苦笑い。正直でいい感じ!

エルメスとの共演シーンが一番多かった余貴美子は、「エルメスは高いところが苦手で、爪のせいでフローリングが歩けないことが分かりました。撮影中にすごく困っていて、切ない気持ちになりました」と愛情たっぷりなコメントを披露。ブラザートムもブタについて、「すごく仲良くなりました。僕は一度ミニブタを飼おうとしたんですが、普通に大きくなるので飼ってはいけないと言われまして」と、ブタへの愛着を語った。

また、みずみずしい野菜が並んだ“野菜カーペット”には、ゲスト陣も興味津々。そこでMCから、料理上手で料理を作るシーンもすべて自分で演じたという柴咲に「この野菜で何か作っていただけるとしたらどんな料理を?」という質問が。柴咲は、「大根おろしでみぞれ鍋。それからトマトとニンジンでお味噌汁。合わせ味噌でかつお節をきかせるとおいしいです」とスラスラとコメントし、料理好きな一面をアピールした。

本作を監督したのは、『ウール100%』(05)などで知られる若手クリエイター、富永まい。柴咲らの熱演はもとより、かわいいブタやいろんな野菜や果物などの名脇役の魅力も存分に引き出し、とびきりポップな感動作に仕上げたその手腕に拍手! きっと、観終わった後、おいしい料理が食べたくなること請け合いのおすすめ映画だ。【Movie Walker/山崎伸子】

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