前作でオギーをいじめたジュリアンが主人公に!?『ワンダー 君は太陽』のもうひとつの物語『ホワイトバード はじまりのワンダー』公開決定
世界的ヒット作『ワンダー 君は太陽』(17)の、もうひとつの物語『ホワイトバード はじまりのワンダー』が12月6日(金)より公開されることが決定。あわせて、予告編、日本版ポスターが解禁となった。
全世界800万部突破のベストセラー小説「ワンダー」を映画化し、興行収入320億円超えのスーパーヒットを記録した『ワンダー 君は太陽』。普通ではない見た目で生まれてきたオギーが、初めて通い始めた学校でいじめや裏切りにあい、何度もくじけそうになりながらも家族に支えられて困難に立ち向かっていく様子を描き、いまも新たなファンを獲得し続けている。
その後、小説「ワンダー」の作者R・J・パラシオが、「ワンダー」のアナザーストーリー「ホワイトバード」を書き上げた。主人公の1人は、前作でオギーをいじめた少年であるジュリアン(ブライス・ガイザー)。ジュリアンはいじめにより学校を退学処分になって以来、自分の居場所を見失っていた。そしてもう一人の主人公は、ジュリアンのおばあちゃんであるサラ(ヘレン・ミレン)だ。本作は、彼女が孫の行く先を心配し、希望に満ちた未来へと導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白するという物語となっている。いじめた側の救済まで描かなければ、「ワンダー」の真の世界観は完結しないという作者の決意に胸を打たれ、『ワンダー 君は太陽』のプロデューサーたちが再集結し、マーク・フォースター監督のもと「ホワイトバード」の映画化を実現させた。また、少女時代のサラをアリエラ・グレイザー、サラの同級生の少年ジュリアンをオーランド・シュワートが演じるほか、ジリアン・アンダーソンらが出演する。
今回解禁となった予告編は、前作『ワンダー 君は太陽』で問題児だったジュリアンに、「あなたは退学してない。やめさせられたの。ある少年をいじめて」と、サラが言い聞かせるシーンから始まる。「あなたのために話すべきことがある」と続け、舞台はサラの少女時代であるナチス占領下のフランスへと遡っていく。過酷な状況からサラを助けてくれたのは、クラスでいじめられていた少年ジュリアンと彼の家族だった。
あわせて解禁となった日本版ポスターには、青いブルーベルの花に囲まれた少女時代のサラと彼女の人生を変えたジュリアンの姿が。また、「やさしさこそ、ほんとうの強さ」という、かつての体験から得た印象深いサラの想いが添えられている。2人のまっすぐでピュアな瞳に引き込まれるビジュアルだ。厳しい状況下の中でも時折垣間見える、まるでおとぎ話に入り込んだかのような美しい世界観にも魅せられること間違いない。
サラが辿った”衝撃の過去”とは?おばあちゃんの知られざる物語を聞いたジュリアンの決断をぜひ劇場で目にしてほしい。
文/鈴木レイヤ