角川映画、2010年の強力ラインナップを発表 宮崎あおい出演作や品川ヒロシ『漫才ギャング』など

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角川映画、2010年の強力ラインナップを発表 宮崎あおい出演作や品川ヒロシ『漫才ギャング』など

22日、角川映画のラインナップ発表会が東京・赤坂のホテルで開催され、2010年に公開される予定の作品が紹介された。ラインナップは邦画洋画合わせて15作品。

邦画部門では、宮崎あおいと大竹しのぶが共演する『オカンの嫁入り』、『ドロップ』(08)で大ヒットを記録した品川ヒロシ監督の第二弾『漫才ギャング』など10作品が公開される。

そのうちのひとつ、『ヒーローショー』を手掛けた井筒和幸監督は、ビデオレターで会場のスクリーンに登場。吉本興業と三度目のタッグを組んだ同作では、監督の目によって選ばれた人気お笑いコンビ・ジャルジャルが主演する。激しい暴力あり、涙あり、ブラックな笑いの青春バイオレンス映画だという。

一方、洋画部門では、ダニエル・デイ=ルイス、ペネロペ・クルス、マリオン・コティヤールなどオスカー俳優豪華共演のミュージカル『NINE』、デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン共演の『ザ・ウォーカー』、『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)のジュゼッペ・トルナトーレ監督作『BAARIA』(原題)など話題作が並ぶ。

また、出資作品には、小栗旬が初監督した『シュアリー・サムデイ』、役所広司主演の『最後の忠臣蔵』の2本が紹介された。

角川映画の椎名保社長は、ナンバーワンよりオンリーワンを目指し、ラグビーの言葉に例えて「All for one, one for all」は映画ビジネスにも通じていると挨拶した。また、北尾知道専務は、角川が保有する小説、アニメ、コミックなどのコンテンツと、ネットやケータイ、雑誌などでグループとして強化していくことを語った。

昨年11月に角川エンタテインメントを吸収合併した角川映画が、どんな展開を見せるのか。新生・角川映画に期待したい。【Movie Walker/堀田 正幸】

■角川映画2010年ラインナップ

邦画部門:『人間失格』、『超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!!』、『誘拐ラプソディー』、『いばらの王』、『ヒーローショー』、『ロストクライム 閃光』、『オカンの嫁入り』、『死刑台のエレベーター』、『漫才ギャング』、『夜明けの街で』

洋画部門:『NINE』、『ザ・ウォーカー』、『MICMACS A TIRE-LARIGOT』(原題)、『エクリプス トワイライト・サーガ』、『BAARIA』(原題)

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