レインボーブリッジを封鎖した事件との関係とは?『室井慎次 敗れざる者』『生き続ける者』最新予告&新キャスト公開
「踊る」シリーズの最新作となる『室井慎次 敗れざる者』(10月11日公開)、『室井慎次 生き続ける者』(11月15日公開)。このたび、本作の最新予告、新キャスト、本ポスタービジュアルが解禁となった。
1997年の連続ドラマ開始以来、それまでの刑事ドラマとは一線を画し、警察内部の縦割り社会や上下関係、人間模様を描き、社会現象を巻き起こした「踊る」シリーズ。翌1998年には『踊る大捜査線 THE MOVIE』が公開され、興行収入100億円超えの大ヒットを記録した。2003年公開の映画第2弾『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』では、興行収入173.5億円を記録し、邦画実写記録の頂点に君臨している。
1997年3月18日のドラマ最終話放送で交わされた、“青島と室井の約束”。その約束から27年の時を経て、「踊るプロジェクト」再始動が発表され、『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』のタイトルが発表されていた。
今回、最新予告が解禁となり、新キャストも発表となった。「沢山の事件を捜査してきた。事件が起こると、家族が苦しむ」青島との約束から27年。警察を辞めた室井慎次(柳葉敏郎)はもう、事件を追わない。「事件の被害者家族、加害者家族を支援したい」という想いで、少年たちと穏やかに暮らしていた。だがその想いとは裏腹に、事件が彼を追いかけていた。死体の第一発見者となった室井。室井の盟友、新城賢太郎(筧利夫)は「捜査の基本は第一発見者を疑え」と言い放つ。また、女性初の管理官で、新城や室井とともに警察庁組織改革審議委員にも任命された沖田仁美(真矢ミキ)、かつて湾岸署の玄関で立ち番をしていた緒方薫(甲本雅裕)、いつの日か、室井ときりたんぽ鍋を突っつくことを約束した森下孝治(遠山俊也)と、なつかしの顔ぶれが大集結。さらに、映像には新たに登場する警視庁捜査一課の桜章太郎(松下洸平)の姿も。捜査に協力してもらおうと室井に詰め寄る、まっすぐで熱い人物だ。「すぐに熱くなりますよ」、「捜査に協力してください」、「これは室井さんの事件でもある」と血が騒ぐ発言が飛び交うなか、室井は規制線が張られた現場に足を踏み入れる。
さらに、最新ポスタービジュアルも公開。室井の眉間のシワにフォーカスされていた前回のポスタービジュアルに続き、今回の最新ポスタービジュアルは、室井の“目”が解禁された。「その目が見つめるのは、もう事件だけではない」というコピーも相まって、長い警察キャリアで蓄積した経験と苦悩、歴史の深さが感じさせられるビジュアルとなった。
また、「踊るプロジェクト」らしい大型バナービジュアルも解禁になった。ビジュアルには、「27年前の“青島と室井の約束”はまだ、終わってないー」という文言が大きく記されている。「KEEP OUT」の規制線が張られた真ん中に堂々と立つ室井の背後には、これまで自身が発してきた数々の名言が。大型バナーには豪華キャストの場面写真がふんだんに使用されているほか、規制線やパトカー、猟銃、炎など、事件の手がかりが垣間見えている。今回解禁された最新予告、最新ポスターチラシ、および大型バナーは、今週末9月13日(金)より全国の映画館(一部劇場をのぞく)に順次掲出される予定だ。
今回の映像の最後には、泥まみれの洋ナシと「レインボーブリッジを封鎖した事件です」という意味深な発言も。「踊る」シリーズを代表する象徴的な事件が、本作にどのように関わってくるのか?真相はぜひ劇場で確認してほしい。
文/鈴木レイヤ