2024年韓国No.1ヒット作『破墓/パミョ』チェ・ミンシク&キム・ゴウン&チャン・ジェヒョン監督来日決定!
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)、『パラサイト 半地下の家族』(20)を超えて韓国で約 1200万人を動員、『犯罪都市 PUNISHMENT』(9月27日公開)、『インサイド・ヘッド2』(公開中)を抑えて7週連続で第1位を記録した『破墓/パミョ』(10月18日公開)。このたび、チェ・ミンシク、キム・ゴウン、チャン・ジェヒョン監督の来日が決定。ジャパンプレミア&スペシャルトークショーが行われることが発表となった。
本作は、第74回ベルリン国際映画祭でワールドプレミアとして上映、世界133か国で公開が決定し、第60回百想芸術大賞で監督賞、主演女優賞、新人男優賞、芸術賞を受賞するなど、海外で熱狂と快挙が報じられた超話題作。墓地を見る風水師サンドク役に、『オールド・ボーイ(2004)』(04)で映画賞を総なめにしたミンシク、お祓いを行なう美しき巫堂ファリム役に、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「ユミの細胞たち」で社会現象を巻き起こし、日本でもカリスマ的人気を博す女優ゴウン、改葬を仕切る葬儀師ヨングン役に、『コンフィデンシャル/共助』(18)で存在感を見せつけた個性派俳優ユ・ヘジン、祈祷を捧げる巫堂ボンギル役に、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で一躍注目を集めた若手俳優イ・ドヒョンが出演。監督、脚本は、『プリースト 悪魔を葬る者』(16)、『サバハ』(19)で観客を魅了してきた鬼才ジェヒョン。超豪華キャストとジャンル映画監督がタッグを組み、世界中を震撼させたサスペンス・スリラーがついに日本に上陸する。
今回キャスト&監督の来日が決定したが、ミンシクの来日はなんと『春が来れば』(06)以来18年ぶり。そして、ゴウン、ジェヒョン監督は映画プロモーションでの公式来日は初めてとなる。公開を目前に韓国映画界の超豪華キャスト&監督が、日本の観客と直接ふれあうため、急遽10月10日(木)にジャパンプレミアへの登壇が決定。また、さらにファンと交流を深めるため翌日10月11日(金)にもスペシャルトークショー(※ジェヒョン監督、ミンシクのみ)に登壇することも決定している。
先日公開に先駆けて解禁された本編映像では、巫堂ファリムと弟子ボンギルが、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、桁違いの報酬で依頼を受け、風水師サンドクと葬儀師ヨングンと共に向かった、先祖の墓のシーンから始まる。山頂に建つ不穏な墓を前に、黙り込む4人。サンドクは墓地に適した場所かどうかを調べるためいつも通りに土を舐めると、一瞬の間を置いて、一気に吐き出す。重々しい雰囲気のなか、ヨングンは「東に龍の形が広がっていいところだ」と明るく盛り上げるが、「場所のわりに墓が素朴だ」と本音を漏らしてしまう。やがて、サンドクは墓の上に立って辺りを見回し、墓石になにか書かれているのを発見するが、ヨングンは「名前がないな」と気づく。
ジェヒョン監督は、秋という季節が感じさせる物寂しく閑散とした雰囲気をスクリーンに表現するために、韓国全土をロケハンして回ったのだという。墓のある山は、作品では1つの空間として描かれるが、実際はそうではない。制作陣は墓の入口に達する幾重にも折れ曲がった山中の道、固く閉ざされた山の出入り口や山を登る坂道など、山頂への道程をリアルに具体化するために心血を注いだ。ソウルからパジュ、コソン、チュンチョン、ウォンジュ、チュンジュ、タンジン、ムジュ、プサンまで、全国各地をそれぞれ撮影したのち、1つの空間であるかのように編集するというテクニックが使われている。
また、監督は”墓”を映画のもう1人の主人公として考えたのだとか。不思議な雰囲気の墓を探して全国津々浦々を回った監督が注目したのは、非凡な雰囲気を漂わせる場所にある、ごく平凡な墓だった。“この墓は何故ここにあるのか?”という疑問を誘う、山頂の平凡な場所に墓地を設定し、平凡さの中から感じる奇妙な雰囲気を表現してディテールを作った。制作陣は約1200坪の広大なセットに2mを超える土を積み上げ、50本の木を植えて、人の訪れることのない陰惨な雰囲気の墓地を実現した。
墓に隠された恐ろしい秘密を掘り返すサスペンス・スリラー『破墓/パミョ』。韓国を牽引するキャスト&スタッフが集結して贈る本作を、ぜひ劇場で体験してほしい。