渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、黒川想矢、越山敬達ら出演!吉沢亮主演『国宝』豪華新キャスト発表
吉田修一の最高傑作との呼び声高い同名小説を吉沢亮を主演に迎え映画化する『国宝』(2025年公開)。このたび本作の新キャストが一挙解禁となった。
2002年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞した吉田修一の最高傑作との呼び声高い「国宝」を映画化する本作。2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした本作は、連載時から大きな話題となり、2018年に単行本化された。2019年第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞し、吉田自身が、3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の作品だ。映像化不可能だと言われていた本作を李相日のメガホンのもと、吉沢主演、横浜流星共演で映画化する。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公、喜久雄の50年を壮大に描いていく。
今回、本作の世界を彩る豪華キャスト12人が一挙解禁に。主人公喜久雄(吉沢)を引き取り育てる歌舞伎役者で、俊介(横浜)の父親役として、渡辺謙が出演する。また、渡辺謙の妻役に寺島しのぶ、人間国宝の歌舞伎役者役に田中泯、喜久雄の恋人役に高畑充希、喜久雄の人生に関わってくる女性に森七菜、見上愛が参加することが発表された。さらに、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作らが脇を固める。
さらに、今回発表されたキャスト陣からのコメントも到着した。喜久雄を引き取り育てることとなる歌舞伎役者の花井半二郎役に決定した渡辺は「あまりにも壮絶で壮大な物語に『映像化は無理だ』と感じ、腰が浮くのを抑えながら、悩んだすえに決意を固めた」と出演を決めたことを振り返っている。喜久雄の幼馴染で恋人である春江役を務める高畑は、吉沢、横浜について「モニターを見た時、その新鮮な世界の美しさに息をのみました。元々美しいお2人なのに、これ以上美しくなるの!?って。笑 私はお2人の一番近くにいつも存在しているキャラクターだったので、間近で貴重な瞬間をたくさん観られて、幸せです」と語った。
半二郎(渡辺)の妻で俊介の母である大垣幸子を演じる寺島は自身も人間国宝の父を持ち、誰よりも近くで人間国宝を見てきた身として「吉沢亮さんと横浜流星さん、2人の少年時代を演じた黒川想矢くん、越山敬達くんの努力とガッツに脱帽です。いままで生きてきた私の環境や、蓄えてきたものを少しでも活かせていれば良いなぁと思っています」とコメントした。
豪華なキャスト陣は『国宝』の世界をどのように彩っていくのだろうか?本作の続報に今後も注目してほしい。