強烈ツッコミにヅラも飛ぶ!トム・ブラウンが『ソウX』ビリー人形&アマンダに扮し、命懸けのゲームに挑戦
生死を賭けた戦慄のゲームや予想がつかないストーリー展開で、世界中のファンを恐怖に陥れた映画『ソウ』(04)。そのシリーズ最新作『ソウX』が10月18日(金)より全国公開されることを記念した試写会イベントが、10月11日に都内にて開催。芸人のトム・ブラウンが衝撃コスプレで登壇し、会場を沸かせた。
逃げ場のない究極の状況設定、恐ろしくも哲学的な連続ゲーム殺人、そして仰天のクライマックス。“ソリッド・シチュエーション・スリラー”の最高峰として映画史に名を刻む『ソウ』シリーズ。そんな超人気シリーズの最新作となる『ソウX』は、『ソウ』と『ソウ2』の間の物語で、猟奇殺人鬼“ジグソウ”のもっとも個人的な知られざるゲームが描かれる。
「ソウ」シリーズの生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが製作総指揮を手掛け、ジグソウ役のトビン・ベルとアマンダ役のショウニー・スミスが再び登場。原点回帰からの謎の解明と展開、そして究極の“ソリッド・シチュエーション=状況設定”はさらなるサプライズを携え、想像を超える衝撃と恐怖の新たなゲームが幕を開ける…とのことで、多方面から注目されている話題作だ。
トム・ブラウンのみちおと布川は、それぞれ本作に登場する“ビリー人形”(みちお)と”アマンダ”(布川)のコスプレ姿で登場。『ソウX』の感想を聞かれると、まずは布川が「僕は映画をほとんど観なくて、『ソウ』シリーズも今回初めて観たんですけど、夢中で見入ってしまうくらいおもしろかったです」とコメント。みちおがシリーズを好きで、昔からずっとおもしろいと言っていたことなどを明かしつつ、「今回『ソウX』を観たことで、(みちおが)ああいうボケを思いつく理由がわかった気がします。みちおをより深く知ることができた…という意味でも、こうして関わらせていただけて良かったです!」と、本作がきっかけでみちおの狂気めいたボケの根源にたどり着いた(?)ことを明かしていた。
一方のみちおは、「こういうときのみちおは真面目なことしか言わない」と布川から指摘されつつも、「誰かに感情移入できそうなんだけど、けっきょく誰にもできなくて。嫌な感じのまま終わっていく…というのが『ソウ』の特徴だと思っていて。でも、好きなキャラクターや好きなシーンはたくさんあって、いい映画の条件はすべて満たしているんですよね」と、本当に真面目な感想を述べていく。さらに「詳細は伏せますが、ある臓器を取り出して、意外な使い方をするシーンがあるんですけど、そこは本当に頭がいいなと思いました。『ソウX』をご覧になられて、そのシーンに差し掛かったら、僕の顔を思い出してください」と、笑みを浮かべながら意味深な予告を投げかけた。
イベントの後半では、会場にジグソウの刺客たちが襲来。2人は「芸人人生で犯した罪、やらかしエピソードを告白する」という命を懸けた(!?)ゲームに挑むことに。布川はM1出場時、自分がネタを間違えたことに気づかず、みちおがミスをしたと思い込み、叱りつけてしまったことを告白。みちおは自分で抜いた歯がトイレの排水溝に入ってしまい、清掃員に迷惑をかけてしまったことを告白するものの、ジグソウ軍団には許してもらえず、強烈な「ダメー!」のツッコミを喰らい、会場を沸かせた。
取材・文/ソムタム田井