坂口健太郎×イ・セヨン「愛のあとにくるもの」撮影現場に潜入!2人が明かした言語を超えたケミストリー

インタビュー

坂口健太郎×イ・セヨン「愛のあとにくるもの」撮影現場に潜入!2人が明かした言語を超えたケミストリー

“春の日本”と“冬の韓国”。2国間の撮影を通じ感じたこととは

撮影監督から、韓国と日本の“空”の違いを教えてもらったという坂口健太郎
撮影監督から、韓国と日本の“空”の違いを教えてもらったという坂口健太郎[c]2024 Coupang Play All Rights Reserved

本作は、潤吾とチェ・ホンの関係性と共に移ろう季節も繊細に描きだしており、エモーショナルな映像表現も見どころだ。春の日本での別れから5年、冬の韓国で再会した2人は、立場も周囲の人間関係も、恋に落ちていたあのころとは様変わりしてしまっている。再会後が撮影された韓国ロケについて、「冬のすごく寒い時期に撮影をしていたんですが、このシチュエーションは、夏の太陽の下で撮影するより、潤吾の心持ちとすごくマッチしてるんですよね」と、当時を思い出しながら語った坂口。「撮影監督が、『韓国の空と日本の空は全然違う』と教えてくれたんです。もちろん時期的なものや場所的なものもあると思います。でも“韓国の冬の空の下”での潤吾は、すごく悲しみやせつなさを感じると。それがすごく印象的でしたね」。2つの国を舞台に描かれる物語だからこそ、シーンごとに、その土地でしか醸しだせない空気、文化や歴史を味わえるのは本作ならではの魅力だろう。

春の日本で撮影された5年前パート。幸せいっぱいの2人の姿に心が温かくなる
春の日本で撮影された5年前パート。幸せいっぱいの2人の姿に心が温かくなる[c]2024 Coupang Play All Rights Reserved

日本と韓国の撮影を経験した2人は、両国の現場に感じた違いはあるのだろうか。初めて日本での撮影に臨んだイ・セヨンは、「日本は普通の商店であっても、何世代にもわたった伝統があり、職人気質で、プライドを持ってやられている気がします。そんな風土を、日本の撮影現場でも感じました。例えば小道具一つのこだわりであったり、ロケーション・マネージャーの方が撮影開始の何時間前にも来て、チームのために美味しいドリンクを作ってくれたり。そういった一つ一つの気遣いがすばらしくて、自身の役割に対する誇りを感じます」と、その時の様子を思い出して笑みもこぼしながら、肌で感じた日本の空気感を語ってくれた。

日本と韓国のチームが一丸となって撮影されている「愛のあとにくるもの」
日本と韓国のチームが一丸となって撮影されている「愛のあとにくるもの」撮影/野崎航正

坂口は「僕はまだ何度も韓国の作品に出させていただいたわけではないので、これが通常なのかはわかりませんが」と前置きをしたうえで、韓国の現場と、テストやリハーサルを入念に行う日本の現場との段取りの違いを語る。「韓国ではすべての過程を本番としてカメラを回していくんですよね。だからこそ、芝居をする側の集中度も増すし、撮影部やほかの部門も、一発にかけなきゃいけないというエネルギー量をすごく感じました。ただ、日本は日本でちゃんと段取りを踏まえることよって、一発で決まった画が作れるかもしれない。どちらのやり方も利点があると思います」。


思いがけず韓国で再会を果たす潤吾とチェ・ホン
思いがけず韓国で再会を果たす潤吾とチェ・ホン[c]2024 Coupang Play All Rights Reserved

儚く美しい時を過ごした潤吾とチェ・ホンは、再会の果てにどのような運命をたどることになるのか。日本と韓国、坂口とイ・セヨンの魅力を存分に味わうことのできる「愛のあとにくるもの」で、2人の愛の行方を目撃してほしい。

取材・文/MOVIE WALKER PRESS編集部


ロケ地の魅力に迫る!東京ロケーションボックス スペシャルサイト【PR】

■「愛のあとにくるもの」作品情報
出演:坂口健太郎、イ・セヨンほか
監督:ムン・ヒョンソン
Prime Video独占配信中
話数:全6話
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGWV7FLG
コピーライト:[c]2024 Coupang Play All Rights Reserved

作品情報へ