浜辺美波、映画『六人の嘘つきな大学生』共演者の初めての嘘を暴露「あの瞬間は忘れられない」とニッコリ

イベント

浜辺美波、映画『六人の嘘つきな大学生』共演者の初めての嘘を暴露「あの瞬間は忘れられない」とニッコリ

映画『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)の完成披露試写会が10月21日、東京国際フォーラムにて開催され、“六人の嘘つきな大学生”を演じた浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠が、佐藤祐市監督と共に舞台挨拶に登壇。映画のタイトルにちなみ、嘘にまつわるトークを展開しイベントを盛り上げた。

【写真を見る】『六嘘』ポーズで写真撮影。仲良しトークで盛り上げた浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠
【写真を見る】『六嘘』ポーズで写真撮影。仲良しトークで盛り上げた浜辺美波、赤楚衛二、佐野勇斗、山下美月、倉悠貴、西垣匠

浅倉秋成の同名小説を原作に、就職活動を舞台にした6人の裏の顔が巧妙に暴かれていく密室ミステリーである本作。イベントがスタートし場内が暗転すると、スクリーンに6人のシルエットが映し出される。しかし、幕落ち後のステージ上には、誰の姿もなく「嘘」の文字だけがポツンと置かれているという演出に、会場は「えーー!!」という驚きの声でいっぱいに。

主人公、嶌衣織役の浜辺美波
主人公、嶌衣織役の浜辺美波

作品にちなみ“嘘つき”なサプライズ演出で始まり、会場がざわつくなか、キャスト陣が姿を見せると今度は「キャー!!」という黄色い歓声が場内を包み込み、観客のボルテージは急上昇。ニヤリとしながら、ショッキングピンク色の大階段を降りてくるキャスト陣に大きな拍手が送られた。

波多野祥吾役の赤楚衛二
波多野祥吾役の赤楚衛二

イベント冒頭から、お互いのトークにタイミングよくツッコミを入れ、仲良い様子がうかがえる6人だったが、撮影現場の様子を振り返る場面で、浜辺は共演者の“嘘”について言及。「最初に本読みとリハーサルがあって、初対面でどれくらい台本が(頭に)入っているのかという話をした時に『ちょっと心配かも』みたいなことをみんなで話していたんです。でも、いざリハーサルが始まると、結構みんな台本が頭に入ってて」と目を丸くし、「もう嘘が始まっていたんだ、この作品は!って思いました。初めて騙されたあの瞬間は忘れられません」と告白。「自覚ある人はいますか?」とニヤニヤしながら質問する浜辺に「僕は、嘘をついてない。(セリフは)覚えているって言った気がする」と嘘はついていないとアピールした赤楚。

九賀蒼太役の佐野勇斗
九賀蒼太役の佐野勇斗

佐野は「僕はその場にいなかったので、嘘はついていません!」と潔白を証明。倉は堂々と「僕は…嘘ついたね」とすまし顔でサラッと語り、その理由として「覚えてはいたけれど、ミスった時の保険として、嘘つきました」と伝え、会場を笑わせた。「私も嘘をつきました」と続く山下。西垣は「やってって言われたらやれる自信はないけれど、やったらなんかできちゃったみたいな時ない?そんな感じでした」と嘘をついたわけではないが、セリフが言えてしまったため嘘ではなかったと説明するなど、初めての嘘にまつわるトークを展開し、観客を沸かせた。

矢代つばさ役の山下美月
矢代つばさ役の山下美月

6人みんなが疑わしいキャラクターということで、ちょっとのことでもネタバレになってしまうため、見どころのアピールもなかなか難しい作品となっているが、イチオシポイントを訊かれた浜辺は「メンバーみんなの目力がすごい。血管切れるんじゃないかってくらい、強い目をします。この目を向けられたくないなと思うような瞬間があるので、せひ観ていただきたいです!」とおすすめ。赤楚は「犯人が誰かを探すのもいいけれど、誰か1人に共感するのもいいし、それぞれ過去を持っているからこそ、別のキャラクター目線でも楽しめる作品です」とアピール。

袴田亮役の西垣匠
袴田亮役の西垣匠

佐野は「監督の無茶ぶりでアドリブシーンもあります」と最終面接前の打ち合わせシーンを挙げる。山下は「ファミレスでの自己紹介シーンがクランクインでした」と話し、キャストが仲良くなる前だったこともあるため、緊張感が顔つきにいい形で出ているとコメント。倉は「水がかかるシーンは西垣くんと2人で相談してうまれたもの」とし、ワンシチュエーションには珍しいダイナミックなシーンになっていると笑顔で紹介。西垣は「飲み会のシーン。誰もが一度は経験したことあるような飲み会で、すごく共感が得られると思います」と解説した。


森久保公彦役の倉悠貴
森久保公彦役の倉悠貴

最後の挨拶で浜辺は「ミステリーというジャンルの難しさ、原作が面白いからこその難しさがありながら、監督やスタッフ、キャストのみなさんに導いていただきながら作りました」と力を込め、「6人がつく嘘を楽しんでドキドキしてください!」と締めくくり、大きな拍手を浴びていた。

取材・文/タナカシノブ

作品情報へ

関連作品