『オーメン』(76)の“はじまり”の物語を描いたシリーズ最新作『オーメン:ザ・ファースト』(24)のブルーレイ+DVDセットが本日10月30日(水)に発売。ボーナス・コンテンツから監督らのコメントを交えた映像が一部解禁された。
本作は世界的に大ヒットを記録したホラー映画の金字塔『オーメン』の前日譚。6月6日午前6時の“悪魔の子”誕生が迫るなか、ローマの教会にやってきた修道女見習いのマーガレットの周囲で不可解な連続死が起こる様子を活写。本作が長編デビュー作となるアルカシャ・スティーブンソンが監督と脚本を務め、『オーメン』で脚本を手がけたデヴィッド・セルツァーがキャラクター原案を担当している。
このたび解禁された映像は、本作が長編監督デビュー作となるスティーブンソンへの、キャストらの称賛の声から始まる。ローレンス枢機卿役のビル・ナイは「アルカシャには、確固たるビジョンがあり、どう撮るべきかが見えています」と話し、映像の後半ではシルヴァ修道院長役のソニア・ブラガが「驚いたのは、アルカシャがすべてを掌握していること、カメラの位置や照明の具合、衣装もなにもかも自分で確認しています」と感嘆。名優たちがスティーブンソンを高く評価していることがわかる。
子どもの頃から大のホラー好きだったというスティーブンソンは、その魅力について「ホラー映画を見ていると息をするのを忘れてしまう。映画が終わるとやっと息ができます」と話し「血の気が引き恐怖にのまれる感覚を、本作を見る人に体で感じてほしい」と語る。また本作の監督を引き受けた理由として「第1作と対話できるからです。1976年版は、私には家族ドラマに感じられます」と明かし「だからこそ、本作も脚本の中心はマーガレットとカルリータなんです」とコメント。さらに「本作は女性特有の経験や視点からホラーを探求する興味深い機会でした」と振り返っている。
本日発売の『オーメン:ザ・ファースト』のブルーレイには、今回一部解禁となった映像を含む、監督やスタッフそれぞれの視点から語られる「監督の視点」や、ネル・タイガー・フリー演じる主人公マーガレットに迫る「マーガレットの秘密」、そして偉大なるレガシーに触れる「“オーメン”の世界観」などの充実したボーナス・コンテンツを収録。
本編の世界観がさらに深掘りできるボーナス・コンテンツを見るためにも、ぜひブルーレイ+DVDセットをチェックして!
文/スズキヒロシ