ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『モアナと伝説の海2』(12月6日公開)。この度、前作からモアナ役を続投する日本版声優の屋比久知奈が歌う新たな楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」のミュージッククリップが解禁された。
本作は、第89回アカデミー賞、第74回ゴールデングローブ賞など数々の映画賞にノミネートされた『モアナと伝説の海』(17)の続編。前作から3年、モアナはすべての海を繋ぐ1000年に1人の“タウタイ(導く者)“としての大きな使命を背負い、まだ見ぬ海のどこかにいる人々を探していた。ある日、手がかりを求めて航海を続けるモアナは、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知り、海の果てにある島にたどり着けば、この広い海を分断する呪いは解け、再び世界は1つになることを知る。島を探す冒険は“生きては帰れないかもしれない”ほど危険に満ちているが、モアナは、愛する幼い妹シメアや家族、そして島の人々のために自分を信じて迷いや葛藤を“越えてゆこう”と決意する…。
前作で第89回アカデミー賞と第74回ゴールデングローブ賞の歌曲賞にWノミネートされた「どこまでも ~How Far I'll Go~」に続く、モアナの心情を歌ったソロ曲で、本作の鍵を握る楽曲が「ビヨンド ~越えてゆこう~」だ。本楽曲は、大人へと成長したモアナが危険が待つ航海へ出ることへの葛藤と迷い、そして自分を信じて新たな運命に漕ぎだす決意が込められている。
解禁された映像では、屋比久が更に大きな使命を背負ったモアナの葛藤、そして決意へと移り変わる心情の変化を歌い上げている。屋比久は前作でモアナ役に大抜擢された後、透き通る歌声と歌唱力、そして確かな演技力で「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」、「ジェーン・エア」など数々のミュージカル作品に出演し、いまや日本のミュージカル界を代表する女優の1人となった。歌声で前作で来日した制作陣の感動の涙を誘い、本作の監督たちもと屋比久の歌声を大絶賛。本作のメイン曲の1つとなる「ビヨンド ~越えてゆこう~」では、“タウタイ(導く者)“として大きな使命を背負い、未だかつてない壮大な冒険へ漕ぎだす決意と、愛する大切な人々に二度と会えないかもしれないという迷いや不安を抱えるモアナの葛藤と繊細な感情を表現力豊かな歌声で歌い上げる。
楽曲制作を担当したのは、第64回グラミー賞最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞で同部門最年少受賞となったアビゲイル・バーロウとエミリー・ベアー。バーロウは同曲について「『ビヨンド ~越えてゆこう~』はモアナが幼い妹や家族、島の人々を残し冒険に出る感情を表現したいと思いました。この曲が出来た時は直感で“これは完璧だ”と感じました」と自信を覗かせ、ベアーも「この楽曲は『どこまでも ~How Far I'll Go~』と比べると少しダークな印象ですよね。モアナは愛する幼い妹ができ、そして人間としても成長し失うものが大きくなったと気づいた彼女の複雑で繊細な感情を曲調に反映させています」と楽曲に込めた思いを明かした。
美しく壮大な海を舞台に繰り広げられるモアナの冒険を描く『モアナと伝説の海2』。モアナの冒険を彩る楽曲とともに楽しんでほしい!
文/サンクレイオ翼