「スパイダーマン」や「ヴェノム」シリーズに続く、ソニー・ピクチャーズが放つマーベル最新作『クレイヴン・ザ・ハンター』が12月13日(金)に日米同時公開。クレイヴンとは、原作のマーベルコミックではスパイダーマンの宿敵として登場し、ヴェノムにも匹敵する強さを誇るヴィラン。そんな彼の姿を切り取った場面写真が一挙に解禁となった。
本日公開となった『ヴェノム:ザ・ラストダンス』に登場するヴェノムは、ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)に地球外生命体シンオビートが寄生して誕生。1つの身体にエディとヴェノムの2人の人格が共存する“最凶最悪のバディ”というわけだが、それとはうって代わってクレイヴンは“最強にして孤高のハンター”。引き締まった強靭な肉体に野獣のようなパワーとスピード、研ぎ澄まされた五感で、獲物をどこまでも追跡する。動物との意思疎通も可能で、周りの猛獣たちを従えて戦う、まさに“百獣の王”と呼ぶべき存在だ。本作では、彼がいかにしてその力を得て、悪名高き最強のハンターとなったのか?“クレイヴン・ザ・ハンター”誕生の物語が描かれる。
解禁された場面写真では、強靭な肉体が目を惹くカットや、野獣のような形相で怒りのままに拳を振りかざす姿、ラッセル・クロウ演じる“裏の世界の殺戮者”である父親と対面している姿を写したものが確認できる。激しくエスカレートする怒りとともに、暴走していくクレイヴンの“狩り”が行きつく先とは?
10月18日に行われたアメリカ東海岸最大級のポップカルチャーイベント「ニューヨーク コミコン2024」では、『クレイヴン・ザ・ハンター』パネルに主人公クレイヴン役のアーロン・テイラー=ジョンソンとJ・C・チャンダー監督が登壇してファンたちが熱狂。テイラー=ジョンソンは自身が演じるクレイヴンについて、「彼は悪役なだけじゃなくて、非常に複雑なキャラクターです。彼はリアルな生き物で、エイリアンなんかじゃない。VFXで作られたモンスターでもない。クレイヴンはハンターとなって人を殺すことを選んだ人間なんです!」とコメント。一方、チャンダー監督も「クレイヴンは肉体派だけど、地に足をつけたキャラクター。スーパーマンじゃないから空も飛ばない。彼は人間です。野生動物のように、かつ踊るように、時には暴力的に、あらゆる動きを演じられる俳優が必要でした。アーロンと会った時、まさに彼は“クレイヴンを演じるために生まれてきた”と思いました!」と続き、テイラー=ジョンソンを絶賛している。
新たなヴィランの到来を告げる『クレイヴン・ザ・ハンター』。地上を制する最強の男クレイヴンの“超過激”なバイオレンスアクションを映画館で目撃してほしい。
文/平尾嘉浩