バスもアイドルもローカル好み?田中要次が長野のロコドルに迫った監督作は衝撃の結末に!
元国鉄職員という経歴をもち、『蠱毒 ミートボールマシン』(17)で映画初主演も務めた田中要次。最近は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」シリーズへの出演でも話題の個性派の彼が監督として、出身地・長野で活躍するローカルアイドルを主演に映画を撮影した。ところが、そこには“路線バス乗り継ぎ失敗”級の衝撃的な展開が待っていた!
3組のローカルアイドルが主演したオムニバス映画『LOCO DD 日本全国どこでもアイドル』(9月30日公開)は、アイドルの実像に迫ったドキュメンタリーとフィクションが交錯するユニークな物語。田中も自ら撮りたいグループを選んで作品に参加した。
彼が選んだのは、長野で活躍する“オトメ☆コーポレーション”。会社組織を模し、リーダーは“代表取締役”、他のメンバーは“販売営業部”“国際交流部”などの肩書をもち、ファンは“株主”、アンコールを“残業”と呼ぶユニークさで、音楽的な評価も高いグループだった。
“だった”と過去形なのは、彼女らは既に解散し、過去のグループだから。実は撮影期間に彼女たちは“全国ツアーの観客総動員数が1000人に達しなければ、4人のメンバー全員が退社(解散)”という公約を掲げたのだが、これの達成が叶わず、作品の完成を前にグループは昨年8月に解散。田中監督もそんな衝撃を味わった一人である。
劇中では、そのラストライブの模様や解散後に撮影された元メンバーのインタビューも挿入され、ローカルアイドルの“素顔”に迫っている点でも興味深い作品となっている。
なお、公開翌日の10月1日(日)に新宿ロフトプラスワンでローカルアイドルに詳しい吉田豪の司会によるイベントが行われ、元オトメ☆コーポレーションのメンバーも出演予定。そこではもっと衝撃的な話も聞けるかも?【トライワークス】