青春映画の新たなマスターピース『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』すべての“はみ出し者”に捧げる本予告到着

世界中の映画好きを夢中にさせ“カナダ映画の未来”とも評される話題作『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』(12月27日公開)から本予告とポスタービジュアル、場面写真が到着した。

本作は、レンタルDVDが全盛だった2003年のカナダを舞台に、人とうまくやれず行く先々でトラブルを起こす映画好きな高校生の日常を描いた青春コメディ。トロント国際映画祭で激賞され“史上最高のカナダ・コメディ”の1本に選出された本作は、2023年のバンクーバー映画批評家協会賞では最優秀カナダ映画賞、最優秀カナダ映画男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀カナダ脚本賞の4部門を受賞。そのほか各国の映画祭でも熱狂的に迎えられ、多くの賞を受賞している。

このたび解禁された予告編では、映画がすべての高校生ローレンス(アイザイア・レティネン)が、夢のために地元のビデオレンタル店「Sequels」でアルバイトを始める姿から始まる。社交が苦手で、他人とうまく関係を築けないローレンスは、映画監督になる夢を抱きつつ、日々の仕事や人間関係に悩みながら成長していく。予告編では、ローレンスが映画への情熱を語り、周囲の人々との葛藤や友情を通して自分を見つめ直していく様子が描かれ、観る者に懐かしさと共感を呼び起こす。

また、あわせて解禁されているポスタービジュアルは、ビデオ店の制服を着て楽しげな表情を見せるローレンスを捉えたもので、2000年代のノスタルジックな雰囲気が漂うデザインが特徴。さらに場面写真には、かつて女優を目指していた店長アラナ(ロミーナ・ドゥーゴ)やローレンスの友人マット(パーシー・ハインズ・ホワイト)、口うるさいが愛情深い母親のテリ(クリスタ・ブリッジス)が登場し、ユニークな人間関係と彼らの心の葛藤が垣間見える。

『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(22)の監督としても知られるサラ・ポーリーが「『I Like Movies』を観れば、きっと映画がもっと好きになる」と称賛コメントを寄せている本作。世界各国の映画ファンに感動を与えてきたローレンスにぜひ会いに行って！

文/スズキヒロシ