『カメラを止めるな!』(17)の上田慎一郎監督最新作『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』が11月22日(金)より公開される。この度、上田監督と『侍タイムスリッパー』(公開中)が話題の安田淳一監督によるスペシャル対談動画が公開となった。
上田監督が『カメラを止めるな!』公開前から動いていた渾身のプロジェクトである本作。ソ・イングク、スヨン、マ・ドンソクの豪華共演で日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」を原作に、上田監督が存分にオリジナリティを加え、豪華キャストと精鋭スタッフが集結してスケール感もビッグに実現した待望企画となる。
主演は、「きのう何食べた?」シリーズや葛飾北斎を演じた『八犬伝』(公開中)など話題作が相次ぐ内野聖陽。税務署に務めるマジメで気弱な中間管理職の公務員でありながら詐欺師と組んで、脱税をひた隠す大企業から未納の10億円を徴収することになった男、熊沢二郎を演じる。そんな熊沢と異色のタッグを組む天才詐欺師役には、NHK連続テレビ小説「虎に翼」や、『ラストマイル』(公開中)も話題の岡田将生。頭脳明晰で素早い判断力に大胆な話術と行動力を持ち合わせる天才詐欺師で、熊沢とともに壮大な詐欺を企てる男、氷室マコトに扮する。
この度、本作の上田監督と『侍タイムスリッパー』を手掛ける安田監督のスペシャル対談映像が解禁された。飛ぶ鳥を落とす勢いの自主製作の時代劇『侍タイムスリッパー』。8月に東京、池袋のシネマロサ1館で公開されると、卓越したアイディアや映画への愛情、その完成度の高さからSNSなどを通じて口コミが広がり、公開館数が230館以上に拡大し、いまや社会現象に。低予算のインディーズ映画ながら動員ランキングのTOP10入りを果たすなど、2018年に興収30億円以上を叩きだした“『カメラを止めるな!』の再来”とも呼ばれている。
対談動画では、お互いの作品の感想を監督の視点で語り合いつつ、『カメ止め』現象が起きた当時を懐古しながら、いまの『侍タイムスリッパー』が現象化した状況を振り返る。さらに、低予算をうたうインディーズ映画である『侍タイムスリッパー』がどう作られたか、また、上田監督が『カメ止め』を経て錚々たる人気俳優をキャスティングした新作映画『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』を作るにあたって、インディーズ映画と比較して変わる部分と変わらない部分など撮影秘話が語られる。最後には、それぞれの映画作りへの挑戦とこだわり、一番大切にしていることについてもトークを繰り広げ、2人の監督業に対する芯の部分が見える内容で締めくくられている。
映画愛が炸裂したここでしか聞けないエピソード満載の今回の対談動画。ぜひ映像をチェックして本作への期待も高めてほしい。
文/平尾嘉浩