1994年に誕生したアニメーション映画が映画賞、音楽賞を総なめにし、2019年の超実写版はディズニー映画で世界歴代映画興収No.1となる16.6億ドル(約2,573億円/1ドル155円換算※11/14時点)を記録した一大叙事詩『ライオン・キング』。その原点にして、はじまりの物語『ライオン・キング:ムファサ』が12月20日(金)よりスクリーンに登場する。この度、本作の超実写プレミアム吹替版にて、主人公ムファサ役を務める尾上右近、ムファサの兄弟タカ(若き日のスカー)役の松田元太が劇中歌を熱唱する初歌唱映像が公開となった。
主人公は前作で息子シンバを命がけで守った父ムファサ王。孤児であった彼の運命を変えたのは、ムファサの命を奪った“ヴィラン”スカー(タカ)との幼き日の出会いだった。血の繋がりを越えて兄弟の絆で結ばれたムファサとタカは、冷酷な敵ライオンから群れを守るため、新天地を目指す旅に出る。「ずっと“兄弟”でいたかった」。ムファサを偉大な王にした兄弟の絆に隠された、驚くべき“秘密”とは?
先日のイベントで初共演したムファサ役の尾上とタカ役の松田。仲良く劇中歌を初歌唱し、兄弟さながらの絆を証明した。このイベントで2人が披露し大きな話題となった劇中歌が「ブラザー/君みたいな兄弟」。最新作で描かれる若き日のムファサとタカ、2人の関係性を歌うミュージカルナンバーとなっている。
孤児のムファサと、“兄弟が欲しかった”という王の血を継ぐタカ。運命的に出会い、血のつながりを超えた兄弟の絆で結ばれていく2人の“喜び”が表現されている。「兄弟の敵は僕の敵」や「悪口を言ったら許さないぞ」との歌詞にあるように、この頃の2人は互いを純粋に信頼し、まるで本物の兄弟かのように支え合っている様子。この後訪れる悲しい別れなど微塵も感じさせないほど、微笑ましい関係性を築いているようだ。
そんなムファサ&タカさながらの仲睦まじさを体現するように、楽曲を爽やかに歌い上げた右近と松田。初共演とは思えない息の合ったパフォーマンスと圧巻の歌声に、会場中が酔いしれ、生配信を観た視聴者たちからも絶賛の声が続出。また、ブロードウェイでも活躍するリン=マニュエル・ミランダ作詞&作曲のハイレベルなミュージカルナンバーであることにも注目が集まっており、早くも超実写プレミアム吹替版のクオリティの高さに大きな期待が寄せられている。
『ライオン・キング』の物語は『ライオン・キング:ムファサ』で完成する。心揺さぶる楽曲に乗せて描かれるムファサとタカの兄弟の絆を劇場で見守ってほしい。
文/平尾嘉浩