主演ブラッド・ピット&監督デヴィッド・フィンチャー!『セブン』4K版が公開30周年記念しIMAX上映決定
ブラッド・ピットが主演、デヴィッド・フィンチャー監督がメガホンをとったノンストップサスペンスエンタテインメント『セブン』が1995年の全米公開30周年を記念し、2025年1月31日(金)から期間限定で初めてIMAX上映されることが決定。フィンチャー監督自ら監修し、当時のオリジナルのネガから4K修復が行われた特別版での公開となる。
第81回アカデミー賞で、作品賞を含む13部門にノミネートされ、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞を受賞した『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)、そして第83回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞を含む8部門にノミネートされ、脚色賞、作曲賞、編集賞の3部門を受賞した『ソーシャル・ネットワーク』(10)をはじめ、『ファイト・クラブ』(99)、『ドラゴン・タトゥーの女』(11)、『ゴーン・ガール』(14)などを手掛けたフィンチャー監督がメガホンをとる本作。舞台は雨降りしきる大都会、刑事を続けることに疲れ果てた退職間際のベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)は、赴任したての血気盛んな新人刑事ミルズ(ピット)とともに犯罪史上類を見ない“連続猟奇殺人事件”を担当することに。はじまりは月曜日。極度の肥満の男が、絶命するまで無理矢理食べさせられ続け殺されたという事件現場には、「GLUTTONY=大食」と書かれたメモが残されていた。翌火曜日には、大物弁護士の死体が血で書かれた「GREED=強欲」という文字と一緒に発見される。サマセットは、犯人はキリスト教の「七つの大罪=憤怒、嫉妬、高慢、肉欲、怠惰、強欲、大食」のいずれかに該当する者に狙いを定めて刑を執行していることを確信。ミルズにあと5人殺される事を告げる。次の犯行を阻むため捜査を続ける2人だったが、犯人によって次第に絶望へと追い詰められていくことに。
解禁されたIMAX公開記念ビジュアルでは、銃を手にした犯人のシルエットが浮かび上がっている。本作は、ソーシャルメディアがまったく普及していない公開当時に、中毒性とゲーム性を兼ね備えた問題作として、口コミで人気を博した。全米4週連続で興行ランキング1位を獲得。日本でも興行収入57.8億円を記録した。息つく間もない怒涛の7日間の展開と、想像を絶する驚愕のラストシーンは観た者たちに一生忘れないほどのトラウマ体験を植え付け、当時の体験は全米公開から30年たったいまでもまったく色あせることがない名作となっている。
犯人は一体誰なのか?その真の目的とは?フィンチャー監督の原点とも言える本作をこの機会にぜひIMAXで楽しんでほしい。
文/鈴木レイヤ